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Requirementに関するamnmaのブックマーク (6)

  • 現場のテクニック(2)整理・分析編

    非機能要求を洗い出せたら,次はそれらを精査し,整理・分析することが欠かせない。具体的には、優先度を見極めるほか,「要求同士の矛盾」「要求に入り込む主観」「コスト/実現方法とのバランスの欠如」といった点を排除する必要がある。順番に見ていこう。 「ユーザーはすべての要求に高い優先度を付けるもの。それを鵜呑みにすると要求はどんどん膨らむ」(電通国際情報サービスの下山氏)。非機能要求を洗い出せたら,次はそれらを精査し,整理・分析することが欠かせない。 下山氏は要求が膨らむことを防ぐために,非機能要求の優先度を慎重に見極めている。そこで使っているテクニックは,オープン質問とクローズ質問の使い分けである。最初に「性能が要求される機能は?」と自由な回答を求める(オープン質問)。次に「今挙げたなかで特に性能を求める機能は?」と優先度が高い要求を絞り込む(クローズ質問)。こうすると,すべてを高い優先度として

    現場のテクニック(2)整理・分析編
  • NTTデータ公式サイト

    NTTデータ(国内事業会社) 企業情報 プロフィール 社長メッセージ 役員一覧 NTTデータのテクノロジー NTTデータグループ(持株会社) 企業情報 プロフィール 社長メッセージ Our Way 役員一覧 サステナビリティ 沿革 グループ会社 協賛・文化活動 取引先企業の皆様へ NTT DATA, Inc.(海外事業会社) 企業情報

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  • もう許されない要求の不備

    業務ロジックや画面といった機能要求が明確だからと安心してはいけない。性能や運用性といった非機能要求を明らかにできなければ“道半ば” である。その不備は7割に上る。意識を高め,スキルを磨くことが急務だ。 「この応答速度では遅い」「バッチではなくオンラインでないと業務に支障を来たす」──。金属チタン製造大手の東邦チタニウムは2008年5月,生産管理システムを稼働させた。ところが2年1カ月を要した開発プロジェクトでは,冒頭のような要求仕様の変更が相次いだ。そのため当初洗い出した要求を見直し,一度作ったプログラムの改修を余儀なくされた。 変更になったのは,例えばこんな要求である(図1)。当初,268の機能について,応答時間を「一律3秒以内,長くても5秒」としていた。しかしユーザー・テストの段階で,参照系の機能は5秒では遅いことが判明した。更新系機能の場合は,その画面のボタンをクリックすると一連の業

    もう許されない要求の不備
  • 現場のテクニック(3)ドキュメント作成編

    整理・分析した要求は,ドキュメントにまとめる。ただし非機能要求は機能要求と違って,DFD(データフロー図)やE-R図など標準的な表記法がない。そのため通常は,表や文書によって要求内容を一覧として記述する。 このときのポイントを富士通エフサスの成瀬泰生氏(インフラテクノロジーセンター エグゼクティブITアーキテクト兼共通技術センター長)は「ユーザー向けと開発者向けに,ドキュメントを分けること」と強調する。ユーザー向けにはシステム構成の図示や,文章の表現を業務の視点に変えるなど,分かりやすさを重視。開発者向けには表などで要求を構造的に示し,数字によってあいまいさを排除して正確性を高めることが大事だという。 ユーザー企業が中心となって2008年7月に定義した「非機能要求仕様定義ガイドライン」では,非機能要求の言葉の定義によって認識のずれが生じやすいと指摘している。定義が明確なはずのターンアラウン

    現場のテクニック(3)ドキュメント作成編
  • 顧客マスターを仮想統合、IDが一つになり利便性向上

    「顧客の正しい連絡先や担当者がすぐに分かるようになり、連絡ミスが減った」「サービスごとに違うIDを入力する手間がなくなり、非常に使いやすくなった」。ディーコープで顧客マスター統合と新システム構築を担当した田中聡 事業戦略部経営企画グループマネージャーのもとには、マスター統合の効果を実感した業務部門や顧客からの声が数多く寄せられている。 ソフトバンクの100%子会社であるディーコープは、「見積@Dee」など企業の購買活動を支援する複数のサービスを提供している(図1)。見積@Deeを例にとると、見積@Deeのサイトに登録したバイヤー(買い手企業)が、「~の部材を~だけほしい」といった具合に調達条件を入力し、「オークション」や「概算見積もり」など商談の形式を選ぶ。その情報を、同じサイトに登録したサプライヤ(売り手企業)が閲覧、条件に合った提案ができる場合はその旨をサイトに入力し、他社と受注を競う

    顧客マスターを仮想統合、IDが一つになり利便性向上
  • 現場のテクニック(1)情報収集編

    抜け・漏れや矛盾・主観がある非機能要求は,情報収集や整理・分析で苦労する。表記法も確立しておらず,誤解を生じさせないドキュメント作りも不可欠だ。万能薬は存在しない。これらを解決するには現場の知恵や工夫が求められる。 「最も難しいのは,いかにして要求の抜け・漏れをなくすか」。こう強調するのは,野村総合研究所の田代太一氏(システムコンサルティング事業ITアーキテクチャーコンサルティング部 上級システムコンサルタント)だ。田代氏は2008年秋,同じ職場の島田岳雄氏とともに,これまで参加したプロジェクトの経験から明らかにすべき約200の非機能要求項目をヒアリングシートとして整理した。このシートにより非機能要求に関する確認項目が明確になり,「抜け・漏れが確実に減った」(田代氏)とその効果を実感した。 抜けや漏れをなくすには,ユーザーへの質問内容をまとめた「ヒアリングシート」の作成が基となる。

    現場のテクニック(1)情報収集編
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