「時論公論」のこれまでのエピソード一覧です
2024年6月5日 (水) アメリカのバイデン大統領は、先週末(31日)、記者会見を行い、ガザ地区で8か月間にわたって戦闘を続けてきたイスラエルのネタニヤフ政権が、イスラム組織ハマスに対し、戦闘休止や人質解放など、恒久的な停戦も視野に入れた新たな提案を行ったと明らかにしました。戦闘終結への突破口となるかが注目されています。 中東情勢担当の出川展恒解説委員と考えます。 Q1: イスラエルによる新たな提案、アメリカのバイデン大統領が発表したのは意外でしたね。 A1: はい。当のイスラエル政府ではなく、バイデン大統領が緊急の記者会見で明らかにしたのは、極めて異例で...記事を見る 2024年5月22日(水) 攻勢を強めるロシア軍に対して苦戦が続くウクライナ軍。ロシア側の戦力を削ごうと、情報機関が中心となって破壊工作などの隠密作戦を展開しています。戦闘の現状とウクライナによる隠密作戦について津屋解
ロシアがウクライナに侵攻して1週間余り。旧ソビエト時代から長年、ロシア取材をし、プーチン大統領にも詳しい石川一洋解説委員に、プーチン大統領の思惑と今後の見通しを分析してもらいました。 1 誤算? 2 見えない仲裁役 というキーワードが浮かび上がってきました。 そもそも、今回の侵攻は予想できましたか? あるかもしれないと思いつつ、いやそんなことはありえないとしてきたのが正直なところです。衝撃を受けています。 私は1月27日の時論公論で「大ロシア主義に基づく考え方でプーチン大統領が動く場合、本格侵攻するおそれは残念ながら排除されない」と述べました。 そして「ロシアとつながりの深い東部でもロシア軍は激しい抵抗を受け、欧米も厳しい経済制裁を取るでしょう。侵攻はロシアの国際的な孤立を深め、アフガニスタンのような長期的な泥沼の戦争になる可能性もあるのです」とも指摘しました。 ただ私はそれだからこそプー
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