エジプトで開かれている気候変動対策の国連の会議、「COP27」で気候変動による被害を支援するため途上国を対象に新たな基金を創設することが決まりました。国連の枠組みで各国が協調して被害への資金支援に取り組むことが合意されるのは初めてです。 「COP27」は2週間にわたる交渉を経て会期を延長し、現地時間の20日早朝、成果文書を採択しました。 それによりますと最大の焦点となっていた気候変動による被害「損失と損害」に特化した資金支援について、特にぜい弱な途上国などを対象に新たな基金を創設することを決め、その具体的な内容は来年のCOP28で検討するとしています。 こうした基金は干ばつや洪水などの被害を受けてきた途上国側が長年求めてきたもので、さらなる経済的な負担を懸念して慎重な姿勢を続けてきた先進国側が歩み寄った形となりました。 国連の枠組みで各国が協調して被害への資金支援に取り組むことが合意される
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