ここでは,GCCの実行時に影響を及ぼす環境変数について記します. ファイルを探索する際に利用されるディレクトリ,または接頭語を指定することによって作用を及ぼします.また,環境変数はコンパイル環境の他の側面を指定するためにも使われます.探索される場所については,-B,-I,-Lのようなオプションを使うことによっても指定可能であることに注意してください(第4回で説明した「ディレクトリ探索のためのオプション」を参照). もちろん,コマンドラインオプションによる指定は,環境変数による指定よりも優先されます.一方,環境変数による指定は,GCCのコンフィグレーションにおける指定よりも優先されます. ● LANG ● LC_CTYPE ● LC_MESSAGES ● LC_ALL 以上の環境変数は,異なる国の慣習をサポートできるようにGCCがローカライズ情報を使う方法をコントロールします. GCCは,c
GCCを起動すると、 通常は、 前処理(preprocessing)、 コンパイル、 アセンブル、 リンクが行われます。 「全体的(overall)オプション」によって、 この一連の処理を中途の段階で停止することができます。 例えば、 `-c'オプションはリンカを起動しないよう指示するものです。 この場合、 アセンブラによって生成されるオブジェクト・ファイルが出力となります。 他のオプションは、 一連の処理の中の1つの段階に渡されるものです。 オプションの中には、 プリプロセッサを制御するものもあり、 コンパイラ自体を制御するものもあります。 また、 アセンブラやリンカを制御するオプションもありますが、 それらのほとんどは、 ここではドキュメント化されていません。 というのは、 このようなオプションを使うことが必要になることはめったにないからです。 GCCにおいて使うことのできるコマンドラ
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