博報堂生活総合研究所では、昨年と今年の5 月に全国6,000 名を対象に東日本大震災前後の生活者の「感情」「行動」「価値観」の変化を明らかにするための調査を実施しました。その時系列分析の結果をご報告します。 「じーん」「しみじみ」が、どの感情よりも高い伸び 人々の感情を東日本大震災前後(昨年と今年の5月)で比較すると、不快感情が増え、快感情が減る傾向にありましたが、前年差ランキングでは、1位「じーん」(15pt 増/2011年59%)、2位「しみじみ」(9pt 増/2011年52%)となりました。被災地でのボランティア活動や応援メッセージ、みんなの助け合いなどで「じーん」と感じたり、震災や節電などのつらく、苦しい出来事に遭遇した反動で今の暮らしや状況に対して「しみじみ」と感じる生活者が全国的に増えたようです。特に東北は「じーん」(2011年69%・26pt 増)、「しみじみ」(2011年6