大阪出身の兵隊は弱かったのか? 「またも負けたか八聯隊」俗謡のウソを論証する2007年09月17日07時03分 / 提供:昔、こんな俗謡があった。ご年輩の方には懐かしいと思われるかもしれない。 またも負けたか八聯隊(はちれんたい)、それでは勲章九連隊(くれんたい)、 敵の陣屋も十聯隊、大阪鎮台(ちんだい)ヘボ鎮台 旧日本軍の時代、大阪の兵隊が商人や町人から徴募されたことから、ソロバンより重いものを持ったことがないとやゆされ、ひいては大阪人があたかも「ひ弱」であるかのようにからかうときに今でもときどき乱用されている。 私の手元に、かつて旧歩兵第八聯隊に所属されていた方の自費出版本「大阪と八連隊」のコピーがある。この本で著者は「またも負けたか」の俗謡が、実は全く根拠のないことであることを論証しておられる。 明治維新後、それまで地方の各藩が持っていた軍隊は日本国の軍隊として再編成され、師団