芝浦工業大学の志手教授と、CONCORE’Sの中島CEOにインタビュー 日本建築学会の著作賞を受賞したばかりの芝浦工業大学建築学部建築学科教授・志手一哉氏と、同氏がアドバイザー役を務めているCONCORE’S株式会社・中島貴春代表取締役CEOの両名に、建築現場のあるべき未来像や、現在の建築現場におけるムダな点などについてお話を伺った。 祝「日本建築学会著作賞」受賞! 施工の神様(以下、施工):先日、志手教授ら6名による編書『建築ものづくり論–Architecture as “Architecture”』が日本建築学会著作賞を受賞しました。これは建築学と経営学の融合という試みが認められ、建築学の研究に大きな一石を投じたように思いますが、いかがでしょうか? 志手一哉教授(以下、志手):経営学や経済学の専門家と、われわれ建築の専門家が一緒になって研究したことは、おそらく今回が初めての取り組みだっ