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bookに関するurza358のブックマーク (1,157)

  • 哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama

    こんなものが読めるとは思っていなかった。驚き、悲しみ、何度も頭に血がのぼった。そして、著者の気度に慄いた。 物理学者の谷村省吾先生(以下、谷村氏)による、『〈現在〉という謎』への「補足ノート」が公開された。書の発行時から、公開が予告されていた文章だ。 谷村省吾「一物理学者が観た哲学」(pdf) http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 書籍『〈現在〉という謎』に関しては、感想をブログに書いた: 同書で谷村氏と分析哲学者たちの応酬を読んだ私は、当初は谷村氏が「挑発者」の役を演じているのではないかと思った。裏ではお互いわかり合っていながらも、を面白くするために、敢えて対立点を強調したのではないかと。そうであってほしいとも思っていた。 しかし、違った。気だった。谷村氏は、物理学者としてのインテグリティを賭し

    哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama
  • 面白いSF小説教えろチー牛ども!!! : VIPPERな俺

  • 『資本主義が嫌いな人のための経済学』の誤謬? - 清く正しく小賢しく

    『資主義が嫌いな人のための経済学』の誤謬(「『反逆の神話』の誤謬」補遺) - ラビットホール note.com という記事についてコメントする。この記事は、『資主義が嫌いな人のための経済学』の内容を引用しながら、何が間違っているかを指摘している。記事では、そうした指摘の中で誤読に基づいていると思われる点や、十分な根拠がなさそうな点を取り上げていく。 題に入る前にいくつか注意点。 記事は、ラビットホールさんの指摘の中で誤読に基づいている点を取り上げるものだ。総合的に判断して最終的に「『資主義が嫌いな人のための経済学』は誤りを多く含んでおり入門書として不適切」といった結論になる可能性は排除しない。が、少なくともラビットホールさんが記事で行っているような指摘を根拠にそのように結論づけることは難しいだろう、ということは示したいと思っている*1。 ラビットホールさんの記事で指摘内容を掴み

    『資本主義が嫌いな人のための経済学』の誤謬? - 清く正しく小賢しく
  • 中国の青銅と鉄の歴史

    中国の青銅と鉄の歴史 北京鋼鉄学院《中国古代冶金》編集部 著 訳 者 館  充  監訳者 渡部 武/神崎 勝 A5版 上製 192頁 定価8,400円(税込) 978-4-87449-068-6 C3039 2011年2月刊 鉄と青銅の先駆地中国 [前近代金属史]の全容! ●中国において銑鉄は前六世紀に、同じく鋳造材料である青銅の文明の強い影響下に出現した。白銑・鼠銑・斑銑だけでなく、脱炭焼鈍による可鍛鋳鉄・球状黒鉛鋳鉄、さらには鋳鉄脱炭鋼の製造、炒鋼法の発明に至る。また、百錬鋼の技術や、灌鋼法などの多彩な鉄の技術も花開いた。 ●わが国金属技術の源流でもある中国冶金史が明らかになる、和鉄研究の権威による待望の訳書。

  • 今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書

    今年おもしろかったを一気に紹介します。大きめの書店が次々閉店し、人手不足や配送の問題もあって出版的には厳しい時期が続くがおもしろいは依然として絶えない。あとゲームもいっぱいやったので、だけでなくゲームも合わせて振り返っていこう。いつもは長くても5000文字ぐらいだが、今回は試しに合計1万文字以上書いてみたので、よかったら目次から興味あるやつにとんで読んでみてください。 SFを紹介する キム・スタンリー・ロビンスン『未来省』 N・K・ジェミシン『輝石の空』 ローラン・ビネ『文明交錯』 シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』 ジョン・スコルジー『怪獣保護協会』 『宇宙の果ての屋』 ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 酉島伝法『奏で手のヌフレツン』 川端裕人『ドードー鳥と孤独鳥』 斜線

    今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書
  • すでにプロだった人が小説家に転向した人を教えてください

    元々小説以外の分野で活躍し、プロフェッショナルな行き方をしていた人が小説家になったというケースを探しています。 なぜこのような人を探しているのかというと、『巨大投資銀行』『トップレフト』などを著作に持つ黒木亮氏の作品があまりに面白かったからです。 この小説は、金融の世界でプロフェッショナルとして生きていない限り、絶対に書けない小説でした。 金融の世界にいた人間が書く小説。これは、その世界の匂いがわかるほどリアルなものでした。 圧倒的な知識に裏打ちされた小説は、それだけで心地よいものであるともわかりました。 単に文章がうまい、文学的に表現する、などの小説家は求めていません。吉ばななのような小説家は不要です。 小説家になる前に、すでに別世界でプロフェッショナルとして生きていて、小説家に転向した人を教えてください。 ■追記 見当違いな小説家の名前を挙げてる方が多いので追記。 「元々別の職業をし

    すでにプロだった人が小説家に転向した人を教えてください
  • 認知言語学から小説の面白さに迫る『小説の描写と技巧』

    小説の面白さはどこから来るのか? 物語のオリジナリティやキャラクターの深み、謎と驚き、テーマの共感性や描写の豊かさ、文体やスタイルなど、様々だ。 小説の面白さについて、数多くの物語論が著されてきたが、『小説の描写と技巧』(山梨正明、2023)はユニークなアプローチで斬り込んでいる。というのも、これは認知言語学の視点から、小説描写の主観性と客観性に焦点を当てて解説しているからだ。 特に興味深い点は、小説の表現描写が、人間の認知のメカニズムを反映しているという仮説だ。私たちが現実を知覚するように、小説内でも事物が描写されている。 認知言語学から小説の描写を分析する 通常ならメタファー、メトニミーといった修辞的技巧で片づけられてしまう「言葉の綾(あや)」が、ヒトの、「世界の認知の仕方」に沿っているという発想が面白い。これ、やり方を逆にして、認知科学の知見からメタファーをリバースエンジニアリングす

    認知言語学から小説の面白さに迫る『小説の描写と技巧』
  • 「いったいホストに何千万もつぎ込む売春女のどこが貧困なんだよ(笑)」「ここです」。 - Something Orange

    「ホス狂い」という言葉をご存知だろうか。 主に女性をあいてにする遊興施設であるホストクラブに通いつめ、何百万、何千万という大金を浪費して「ホスト遊び」に夢中になる女性たちを指す俗語だ。 そういった女性たちのなかには、違法な売春を行ってそのカネをホストに貢ぐ人物が少なくないことが知られており、社会問題化している。 ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書) 作者:宇都宮直子 小学館 Amazon ホス狂い 作者:大泉りか 鉄人社 Amazon メイド喫茶で働いてお金貯めて整形してコスプレイヤーになってホス狂いしてAV女優になった話 hilia TALK 作者:高嶋 めいみ 主婦の友社 Amazon そうでなくても一般に「ホス狂い」は社会的逸脱として見られる行動であり、社会が彼女たちを見る目は冷たい。 もちろんインターネットでもそうで、ツイッターを検索すると、そのよう

    「いったいホストに何千万もつぎ込む売春女のどこが貧困なんだよ(笑)」「ここです」。 - Something Orange
  • ガチで死ぬほど面白かった小説教えてくれ 面白さ全振りの小説頼むわ : VIPPERな俺

  • II-9 弱者男性のための正義論(後編)

    いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る論考、そのシーズン2の開始です。 6:「あてがえ論」と「上昇婚」 6-1:「女をあてがえ論」とはなにか ここまでの議論を整理しよう。従来のリベラリズムやフェミニズム、幸福度に注目する議論などでは弱者男性の問題を適切に捉えることはできなかった。しかし、潜在能力アプローチを用いれば、それらを求めているのに恋人がいなかったり結婚できなかったりする人がいる状況は不正義であり、公的な対処が必要

    II-9 弱者男性のための正義論(後編)
  • https://twitter.com/kasaikouhei/status/1681258496262836225?s=12&t=gre4R1sKPpmbUrFqEyXp3g

  • 春秋梅菊 on Twitter: "まさか令和になってこれの翻訳が日本に入ってくるとは…。 有り難や。 https://t.co/y1rlwxW9Tr"

    urza358
    urza358 2023/05/28
  • 最強の物語構成テンプレート「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」とは何か? - きちんと学びたい人のための小説の書き方講座(フィルムアート社) - カクヨム

    これまで3回にわたってハリウッド式の脚メソッドである「三幕構成」について、シド・フィールドの著作を参考にしながら解説してきました。 今回から数回にわたって「三幕構成」理論の応用・発展形ともいえる、いくつかの理論について解説していきたいと思います。 最初に紹介するのは、ブレイク・スナイダーが開発した「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」です。ここからは、ブレイク・スナイダーの主要著作『SAVE THE CATの法則 当に売れる脚術』を参照しながら、「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」について解説していきたいと思います。 「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」をひとことで表現するなら「世界最強の物語構成テンプレート」ということになるでしょう。それほどに「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」は、世界中の物語創作者たちに大きな影響を与えてきま

    最強の物語構成テンプレート「ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)」とは何か? - きちんと学びたい人のための小説の書き方講座(フィルムアート社) - カクヨム
  • 民主主義を装う権威主義 - sunaharayのブログ

    東京大学の東島雅昌先生から、『民主主義を装う権威主義-世界化する選挙独裁とその論理』をいただきました。ありがとうございます。こちらは、東島さんが英語で書かれたThe Dictator's Dilemma at the Ballot Box: Electoral Manipulation, Economic Maneuvering, and Political Order in Autocracies をもとにしているものですが、日語では権威主義の歴史に関する説明なども加筆されているということです。東島さんは、権威主義体制の研究で国際的に活躍されている比較政治学者ですが、書は権威主義体制の分析でありつつも、現在世界的に「民主主義の後退」が叫ばれる中で、民主主義国の人々にとっても極めて示唆に富むものになっていると思います。 書で扱っているのは、権威主義体制における「選挙のジレンマ」、つま

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  • ウォーターフォールを殺しにきている書籍「継続的デリバリーのソフトウェア工学」を読んだ - 勘と経験と読経

    読むのがホネな(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第52回。常時、けっこうな量の積読があるのだけれども、知り合いと読書期日を約束することによって消化が捗るという仕組み。過去5回分のログはこんな感じ。 #51 V字モデルの深淵を覗き込んで反省する:「単体テストの考え方(UTPPP)」を読む(後編) - 勘と経験と読経 #50 V字モデルの深淵を覗き見た気分:UTPPPを読む(前編) - 勘と経験と読経 #49 「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」でDXできる? #デッドライン読書会 - 勘と経験と読経 #48 頭を良くしたいので「哲学思考トレーニング」を読んだ #デッドライン読書会 - 勘と経験と読経 #47 いまさら「マスターアルゴリズム」読んだ #デッドライン読書会 - 勘と経験と読経 さ

    ウォーターフォールを殺しにきている書籍「継続的デリバリーのソフトウェア工学」を読んだ - 勘と経験と読経
  • 不自然な男の性欲 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

    どうもこんばんは、安田鋲太郎です。 さて今回は男の三大欲求すなわち性欲、性欲、性欲のうちの一つ、性欲についてお話します。 僕は性欲はなにかと男女非対称なものだと思っているので、基的には男側の視点からの話になりますが、スッキリした文章にするために「この部分は男性のみ」とか「ここは男女共通である」といった注釈はほとんど入れていないので、その点については適宜頭のなかで補完してください。 では書いていくー(・ω・)ノ🌸 * 射精するとプロラクチンという脳内物質が放出され、ドーパミンの働きを阻害するので、一時的に性欲だけでなく何に対しても冷静になり、したがってオスはすみやかに天敵が近付いていないか等をチェックすることが出来る。この仕組みが弱かった先祖は、セックス後に恍惚としているうちに熊や大蛇にべられたり餓死してしまったのだろう。 この、いわゆる「賢者タイム」(しかしこの言葉はあまり好きではな

    不自然な男の性欲 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)
  • hackerさんの書評 町へゆく道【本が好き!】

    「私は17歳で最初の短篇を書いた」「17歳のときに父や兄たちが逮捕された」「17歳のときレオーネ(夫)に会った」(いずれも作者ギンツブルグの言葉) 書にはイタリアのユダヤ系作家ナタリーア・ギンツブルグ(1916-1991)の六つの中短篇が収められています。元々は『五つの中篇集』(1964年)に収められていた作品群を、書と『夜の声』の二分冊にして未知谷社が出版したものです。収録作を発表順に並べると、以下のようになります。*がついたものは短篇になります。 ①『不在』(1933年)* ②『海辺の家』(1937年)* ③『町へゆく道』(1941年) ④『母親』(1948年)* ⑤『ヴァレンチーノ』(1951年) ⑥『射手座』(1957年) 実は、収録されている順番はこの通りではないのですが、私はこの発表順に読んでみました。そして、やはり『母親』以降の作品の方が印象に残ります。簡単に収録作につい

    hackerさんの書評 町へゆく道【本が好き!】
  • 塩味ビッテンさんの書評 きみのためのバラ【本が好き!】

    旅行中に出会った人との会話が織りなす心の機微を描いた短編集。いずれも「言葉」が持つ不思議な力がテーマになっています。 「砂浜に坐り込んだ船」を読んで池澤の文章に憑かれたので、再読ではありますが、書を手に取りました。4年前に読んでいたのですが、以前とは印象が誓うのは塩味が年を取ったからなのか? やはり詩人「池澤夏樹」の言葉に対するこだわりはナンパない。 一つの言葉が、人類に福音を与え、人類から争いをなくしてしまう最終兵器人るという「レシタションのはじまり」 父から受ける暴力が原因で8歳から英語しかしゃべらなくなった日人が、17歳になってカナダの北部を旅行し心の重しをやっと下す「20マイル四方で唯一のコーヒー豆」 ロシア人と結婚した男が、離婚後年に2回だけ会う娘。しかし母とロシアで暮らす娘はだんだん日語を忘れて、父との会話が通じなくなってきます。「ヘルシンキ」 ほとんど言葉が離せないのに

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  • ウロボロスさんの書評 パウル・ツェランと中国の天使【本が好き!】

    ツェランの詩をハイブリッドに織り込みながら語られる小説だけでも十分に堪能できますが、訳者による解説が理解が深まるような構成となっており、「注釈付き翻訳小説」という帯の惹句にも納得できました。 この作品は、二十世紀を代表するヨーロッパ詩人であるパウル・ツェランの詩が随所に散りばめられ、エクソフォニー(母語の外へ出る旅)を日語とドイツ語で文学のなかで表現し続ける多和田葉子氏によってドイツ語で書かれ、それをツェラン研究の第一人者である関口裕昭氏が翻訳して日語で出版し、「注釈付き翻訳小説」という新たな可能性を切り開いた前代未聞の小説です。 難解なツェランの詩を理解しながら読みすすめるのは、茨の道を歩むにひとしいし、理解も覚束ない。しかし、多和田葉子の文は、ひとつの意志の目標に向けてゆるやかにすすんでゆくようである。 コンサートホールを死者の魂の往還する場所=トポスにみたてたかのような次のよう

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  • 毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである

    読書の初心者にお勧めの」を聞かれることがある。 読書の習慣がない小中学生や、あまりを読んでこなかった人に向けて、どんなが良いだろうか、という相談だ。 このとき、『はてしない物語』や『ハリーポッター』といったを勧めてくる人が、かなりの確率でいる。 おそらく、自分が読んで夢中になったからかもしれぬ。あるいは、自分が初めて一冊を読み通しただったり、時を忘れて物語の喜びに浸っただからかもしれぬ。 しかし、考えてみてほしい。を読みなれていない人に、ボリュームのある物語を渡して、読み通せるだろうか? わりと大変なような気がする。読書を日常にしている人は、に慣れていない人のハードルを過小評価しがちだ。 だからわたしは、さらりと読める短編集や、じわりと刺さる詩集を勧めている。ぜんぶ読みぬく必要がなく、どこから始めてもいいし、途中で投げ出してもいい。の重みやページをめくる感覚を愉しむのも

    毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである