兵庫県加古川市の岡田康裕市長は2日の市議会本会議で、明石市の泉房穂市長の人口増加策を巡る発信を神戸新聞のインタビューで批判したことについて、「明石市は人口増を追求し過ぎるあまり、周辺市との比較広告など、行き過ぎた手法を用いてきた経緯があり、言うべきことは言わねばならないと思った」と述べた。 岡田市長はこれまで、子育て支援策による人口増が税収を押し上げ、まちの好循環を生んでいるとの泉市長の発信について、「数字のマジック」と指摘。明石市は住みやすさをアピールするため、公園や病院の数を人口当たりではなく、面積当たりで算出した広報物をつくり、面積の小さな明石市がよく見えるようにしている、と批判していた。 2日の加古川市議会代表質問で発言の真意を問われ、岡田市長は「明石市は子育て世代への給付やサービス拡充を先進的に進めており、加古川市も参考にしてきた」と言及。一方で、「歳出規模の大きい取り組みを始め