兵庫県宝塚市が、バブル経済崩壊後の1990年代半ば以降の就職難に遭った「就職氷河期世代」に限って採用する正規職員の採用試験で、出願の受け付けを始めた19日から23日までの5日間に、応募者が200人を超えたことが同市への取材で分かった。来年1月に3人を採用する計画で、全国から応募が殺到しているという。 採用試験の対象は、本年度末に36~45歳で高卒以上の人が対象。職務経験に関する条件は課していない。同市は今後3年間は就職氷河期世代を対象にした職員採用を続ける予定。 応募は30日まで。宝塚市人材育成課の担当者は多数の応募者に「予想通り。ほかの自治体にも動きが広がってほしい」と受け止める。募集要項は同市役所などで配布、同市ホームページでも入手できる。1次試験は9月22日。同課TEL0797・77・2149 (小谷千穂)
リゾート開発構想予定地の航空写真。写真中央右寄りのゴルフ場を取り囲むように、太陽光パネルが連なる=2018年10月(姫路市提供) 1990年に発表された開発構想の図面の一部。中央を東西に横切る道路の南側にホテルやショッピングモールなどの集客施設が並び、道路北側に住宅地を整備する計画だった 「住・遊機能を備えた21世紀海洋理想都市」をうたい文句に、兵庫県姫路市臨海部に広がる甲子園球場約45個分の敷地で計画されたリゾート開発が、半世紀ほどの時を経て廃止される見通しとなった。ヨットを係留するマリーナや水族館、ホテルなどの集客施設に、4千戸超のマンションなどを備える壮大な構想。高度成長期に動きだし、バブル崩壊で頓挫しながらもなお、計画だけが生き続けた。そして今、検討される道路計画によって土地の将来性に再び脚光が当たりつつある。(小川 晶) 姫路市によると、開発計画は山陽電鉄大塩駅の南に広がっていた
「かなわんなあ」「喜んでいいのかどうなのか」。1日に発表された新元号「令和」。同じ漢字の名前を持つ兵庫県内の2人は、戸惑いをにじませつつ、どこか誇らしげだった。 「あんたの名前が元号になったで」。尼崎市の森岡令和(のりやす)さん(78)は、父の月命日に合わせた墓参りから帰宅中、故郷の友人から電話で伝えられた。 もともと新元号の発表に興味はなかった。「どないも何もないわ」と家に戻ると、知人からの「おめでとう」や取材依頼の電話がひっきりなしにかかってくる。 「仕事しとったら得したやろうけど、もう年金生活者やし」「元号に当たるくらいなら、宝くじに当たった方がいいですわ」。次々に訪ねてくるテレビ局のインタビューに、香川県出身の元銀行マンは、どこか人ごとのように淡々と繰り返した。 名前の由来を聞かれても、首をかしげて困り顔。「いつも間違えられる」という難しい読み方も含め、命名者が祖父ということ以外は
上郡-姫路間でノートを運んだ千家さん(左から2人目)と、前後区間をつなぐ鉄道ファンの中学生、大学生ら=3月中旬、JR姫路駅前 短文投稿サイト「ツイッター」上で交流する学生の鉄道ファンらが、1冊のノートをバトン代わりに、日本列島縦断を試みている。札幌駅から鹿児島中央駅までの往路を終え、現在は復路に入った。3月中旬にJR姫路駅(兵庫県姫路市)を経由。播磨地域の住民の思いも乗せたノートは5月初旬をめどに、最北端の稚内駅(北海道)到着を目指し、鉄路をひた走っていく。 企画名は「#フォロワーでつなぐ鉄のみち」。昨年12月に北海道を出発し、今年1月、鹿児島県でゴールした。居住地から近い区間など希望をもとに分担し、延べ約70人がノートを運んだ。ノートには、運んだり、立ち会ったりした人が経路と、実際に乗った電車の種類を細かく記録。電車や地元の駅の魅力、まだ見ぬ参加者へのメッセージなどを思い思いに書き込んだ
兵庫県はこのほど、県名を「兵庫五国連邦」に改称すると発表した。一つのイメージにまとまりきれない「兵庫県」としてのPRを断念し、但馬、丹波、神戸・阪神(摂津)、播磨、淡路の旧五国から成る連邦国とする-。といってもウェブ上のみの話。特設サイトを用意し、五国の「あるあるエピソード」を募集。多彩な魅力がある県として国内外に発信する。 瀬戸内海と日本海に面し、海と山、都市部と過疎地を抱える兵庫県は日本の縮図ともいわれる。一方で、その多様性から県のイメージがまとまりづらく、インターネット上では、多民族国家の旧ユーゴスラビアになぞらえて「ヒョーゴスラビア連邦」と呼ばれることもある。 県は、この多様性を逆手にとって五国の魅力を前面に打ち出し、「兵庫ブランド」の向上を目指すことを計画。「U5H」(ユナイテッド・5コク・オブ・ヒョウゴ)プロジェクトと名付けた。 まずは県民自身に県内の他地域の魅力を知ってもらお
「第10回香住ガニまつり」で、兵庫県香美町のゆるキャラ「かすみちゃん」がはさみを脱ぎ捨てるという掟破りの珍事が発生した。 全国から集まった「かすみさん」を紹介する企画の中で、審査に漏れた6人が、敗者復活の景品を賭けてかすみちゃんとじゃんけん勝負をすることに。「どうせチョキしか出せへんやろ」と高をくくる6人の前で、かすみちゃんは突如、左のはさみをロケット砲のごとく“発射”。驚いたことに、中から人間の手のようなものが現れ、グーチョキパーを自在に繰り出したのである。 「まさかと思った」と加古川市の女性(40)。こんなことが許されるのか。香住観光協会の立脇薫事務局長を直撃すると「あー、OK、OK」。OKだそうです。(黒川裕生)
兵庫県姫路市は、市内の高校生・大学生を対象に、地元での就職の意向などを尋ねた意識調査の結果をまとめた。全体の約3割が「市内で就職したくない」と答え、都会への憧れや希望する仕事がないことを理由に挙げた。電通の新入社員過労自殺などで長時間労働が社会問題となる中、企業に休暇制度の充実や残業制限を求める意見も目立った。(三島大一郎) 若者の就職に対する考え方を把握するために実施。昨年11月、高校6校(姫路西、姫路東、姫路南、飾磨、姫路、琴丘)と大学2校(県立大、姫路独協大)でアンケートを行い、約1200人から回答を得た。 就職先に関する質問では、約25%の学生が「市内で就職したい」と回答。自宅から通勤できる利便性の高さや、慣れた環境で過ごせる安心感、地元貢献などを理由に挙げた。 その一方で、約31%は「市内で就職したくない」と答えた。「都会に住みたい」「他の街を経験したい」などの理由があったほか、
戦国武将・黒田官兵衛が主人公の大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送に合わせ、兵庫・姫路のご当地女性アイドルグループ「KRD8(ケーアールディーエイト)」が21日、誕生した。姫路商工会議所青年部が企画し、姫路市内を中心に県内外のゆかりの地に赴き、歌やダンスで姫路をPRする。 メンバーは姫路や西播磨にゆかりのある18~26歳の大学生や会社員ら13人。昨年12月、応募のあった96人から選ばれた。グループ名は、家臣団「黒田二十四騎」の精鋭「黒田八虎」になぞらえた。 メンバーはこの日の結成発表で、黒を基調とした浴衣をイメージした衣装で登場。声をそろえて「愛してやまない姫路のため、軍師官兵衛誕生と飛翔の地から、いざ出陣」と元気いっぱいに宣言した。 デビューは2月下旬、大河ドラマ館前のステージを予定。現在、歌やダンスに加え、官兵衛をはじめとした歴史も勉強中という。姫路市在住のメンバー八木沙季さん(20)は「官
聖トマス大学(兵庫県尼崎市)で2014年度、在学生がいなくなる可能性の高いことが20日、分かった。10年度に新入生を募集停止し、在学生1人が今春卒業を見込む。同大学は11年の学部新設申請書類虚偽記載により、14年度まで新設できず、再建に向け、15年度の看護学部(仮称)新設を目指す。 同大学は1963年に英知大学として開学し、2007年に現校名に改称した。現在は人間文化共生学部のみで、定員割れによる赤字で10年度から新入生の募集を停止。12年度に国際教養学部と健康科学部の新設を計画したが、11年8月、申請書類の不正や不備が判明、新設を認可しない処分を受けた。 このため、現在は在学生が1人だけ。この学生が3月に卒業見込みで、在学生がゼロになる。 同大学法人事務局によると、新設予定の看護学部は定員100人。「近隣高校生への調査などからニーズがあると判断した。看護師不足が社会問題化する中、地域に貢
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