上の写真は福島第一原発1号機原子炉建屋の状況。篠山紀信さんが2017年の初頭に撮影したものだ。 2011年3月の原発事故からもうすぐ7年を迎えようとしている。廃炉への道はまだ遠く、帰還困難区域はいまだに誰も住んでいない。ではその7年間、どのように福島第一原発は処理され続けてきたのか。今、何が行われているのか。 実は、毎日6000人が働く巨大建設現場に変貌を遂げているという現地の、約350万㎡に及ぶ広大な敷地では、東京電力をはじめゼネコンや原発メーカーが30~40年後の廃炉完了を目指し、様々な調査や工事を進めている。 その7年間の取材をまとめた一冊が、土木専門誌「日経コンストラクション」編集部がまとめた『すごい廃炉』だ。今回はその中に掲載されている篠山さんの写真と文章とを、特別に引用掲載する。
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