天皇陛下、コロナ感染拡大を懸念 五輪開催で宮内庁長官 2021年06月24日20時15分 宮内庁の西村泰彦長官=2020年1月、皇居・東御苑 宮内庁の西村泰彦長官は24日の定例記者会見で、天皇陛下が新型コロナウイルス感染状況を大変心配されているとした上で、「国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁を務めるオリンピック、パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか懸念されていると拝察している」と述べた。 加藤官房長官「宮内庁長官の考え方」 西村長官は、陛下との日々のやりとりの中で自らが感じたことだとして、「直接そういうお言葉を聞いたことはありません」と説明。一方、大会組織委員会などの関係機関に対し、開催が感染拡大につながらないよう「連携して感染防止に万全を期していただきたい」と話した。 また、陛下の東京五輪開会式出席や競技観戦などについては「関係機関と調整中」と述べた。 五輪憲章は開