今から、長島・大野法律事務所が常松簗瀬関根法律事務所と合併して現在の長島・大野・常松法律事務所となる以前の歴史をなるべくいわば立体的に書いてみようと思います。 長島・大野法律事務所の創立は1961年1月1日で、いまから38年余り前でした。 その時の事務所は、銀座のデパート松屋のそばの東京中小企業会館というビルの中にありました。(このビルは今でもあります。)では、何故表題を“銀座から紀尾井町まで”にしないで、“蠣殻町から紀尾井町まで”にしたのか、その訳から話しましょう。 いま言いました1961年1月1日という日は、長島・大野法律事務所がパートナーシップとして発足した日であって、実際にはその創立パートナーの大野さん、福井さん、私とそれに先輩弁護士の所沢道夫(しょざわ・みちお)さんの四人は、所沢道夫法律事務所という個人事務所の形で、それ以前から一緒に仕事をしていたのです。従って新たにパートナーシ
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