ファミコンにロックの要素を持ち込んだ『女神転生』のサウンド──増子津可燦×安藤武博 対談【サウンドコンポーザーに訊く!/連載第6回・前編】 『女神転生』でディストーションサウンドをファミコンで再現し、ダークな音楽世界観で多くのゲームファンを魅了した増子津可燦とゲームDJが対談! 前編の今回はテーカン入社のきっかけからアトラスに移籍する話をメインにお届けします。 増子津可燦さん(写真左) 1982年にテーカン(現・コーエーテクモゲームス)へアルバイト入社し、『アルゴスの戦士』や『スターフォース』などの作曲を手掛ける。1986年には新設されたアトラスに合流。『女神転生』シリーズの作曲を担当したことをきっかけに、広くゲームファンに知られる存在となる。最新作『カリギュラ』ではゲームとアニメ両方で作曲を担当している。 ■ゲーセンでバイトしていた時にテーカンの専務に会い、アルバイト入社 安藤武博(以下