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ブックマーク / ityou.hatenablog.com (2)

  • 託さない最終決戦/漫画版パトレイバー21-22巻 - 指輪世界の第五日記

    漫画版機動警察パトレイバーの最終21-22巻はすごい。宿敵グリフォン/シャフトジャパン企画七課とのラストバトルなのだが、主人公泉野明に何らかの何かを託すキャラクターが誰一人いない。襲撃によって特車二課が制圧される場面が行き違いによって野明から切り離されており、同僚の太田や整備班のシバシゲオ、同班長榊、あるいは後藤隊長などから、「泉、頼んだぞ」という台詞がまったく出ない。 野明はまずそれまでの乗機、篠原重工社製イングラムではなしに、居合わせた同社新鋭試作機AVRを駆ってグリフォンと戦う。決戦前に新開発の機体を託されて乗り換えるのは騎乗型ロボット物語の有力な手法なのだが、このAVRはグリフォンに敗れ破壊される。AVRの貸与は同社宇垣専務からの、そして遡ればシャフトエンタープライズグループ極東マネージャーからのものである。ここは重要だ。ここで野明が勝つと、その勝利はAVRの搭載オペレーティングシ

    託さない最終決戦/漫画版パトレイバー21-22巻 - 指輪世界の第五日記
  • ガンダムUCのコマ送りと専用機と量産機の二元評価構造 - 指輪世界の第五日記

    「お久しぶり、何やってるの」 「おいす。ちょいと、ガンダムの戦闘シーンを観てるんです」 「ユニコーンガンダム第一話。もう一昨年だよね。コマ送りとは感心だな」 「この無名の量産機側の芝居が格好良いんですよ。結局負けるんですけどね。そこまでの駆け引きの描写が面白い。オタクの御同輩らも解説をコメントしてくれています」 「拝見しよう」 「…動くねこれ」 「この戦闘の部分だけで当初予算を使い切った、とかなんとか」 「いや、はや、この盾や、爆発タイミング…うへえ、これはひどい」 「ほう。どうひどい」 「盾っていうのは、ガンダムシリーズの発明のひとつなんだ。盾を構えさせることでロボットの体を隠し、それによって作画コストを下げるわけ。ところがこれ、冒頭にやられるロボット2機の盾が、ぜんぜん体を隠してないでしょ。それどころかロボ・盾ともにぐるっと回転させて裏側まで描いてる。どうかしてる作画コスト。確かにお金

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