1万4000円を割り込んだ日経平均、その真の実力はいかほど 1月15日、日経平均がついに1万4000円を割り込んだ。翌16日も下げ止まらず、一時は1万3600円台まで売り込まれた。 なぜここまで日本株は売られなければならないのか。 下げ要因をもっともらしく解説する市場関係者の多くは「複合的要因」であるという。サブプライローン問題に端を発した米国経済の急減速。米国経済への依存度が高い日本経済はそのダメージを避けがたい。たてて加えて原油価格は1バレル100ドルをつけ、円高は1ドル100円に向かって突き進みそうな勢いで、輸出産業を中心に業績の下方修正も目立ってきた。要するに右を見ても左を見ても、悪材料の山また山。なかにはサブプライムローン問題を「米国金融資本主義と民主主義の終焉だ」などというエコノミストまで現れてくる。 日本人の「敗北主義」に再び火がついた こうなると日本人お得意の「敗