自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は24日、民主党党提出の衆院解散を求める決議の衆院本会議での採決時に、党の方針に造反し、賛成した。麻生政権に対する批判的な姿勢を表明したものとみられる。 渡辺氏は衆院本会議後、記者団から自民党が処分を行う可能性について問われ、「すべて覚悟のうえだ」と述べた。一方、自民党執行部の1人は、渡辺氏の行動は党議違反にあたると指摘。そのうえで、党紀委員会にかけて処分するかどうかについて「その可能性はある」と述べた。 渡辺氏は平成20年度第2次補正予算案の早期提出を求め、塩崎恭久元官房長官らとともに「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を結成。 また、早期の解散・総選挙を求めるなど麻生太郎首相への批判を繰り返しており、執行部から注意を受けると、「自民党から『出ていけ』といわれ始めた。もっといわれると、そういうことになる可能性もないわけでもない」と述べ、離党や新党結成の