中国の国家発展改革委員会の李高・気候変動交渉担当課長は訪米中の16日、ワシントンで講演し、中国製品の輸入国は中国の温室効果ガス削減の一部を肩代わりする責任があるとの考えを示した。AP通信が伝えた。 李氏は「中国は世界経済のために廉価な製品を生産し、他国が消費している。この温室効果ガスの排出分は消費国と共有されるべきだ」と言明し、中国の排出する温室効果ガスの15-25%は輸出製品の生産によるものだと指摘。同様の認識を持っているのは中国だけではないとし、他の途上国と連携していく姿勢も示唆した。 李氏は気候変動をめぐる米中協議のため訪米した同委員会の解振華副主任とともにワシントン入りした。(共同)