第3章 APEC エコノミーにおける高齢化の進行と扶養負担の推移 1.老年人口の推移 高齢化の進行度合いを示す指標として最も頻繁に使われるのが「総人口に占める 65 歳以 上の割合」である。周知のとおり、日本の最新実績値(2004 年)は世界最高水準の 19.5% である。この指標について、APEC エコノミーにおける 1950~2050 年の推移を示したのが次 の2つの図である。 (%) 50 45 40 35 30 25 20 15 65歳以上人口の総人口比(アジアと日本) China Hong Kong Japan Republic of Korea Brunei Darussalam Indonesia Malaysia Philippines Singapore 10 5 0 1950 Thailand Viet Nam 1960 1970 1980 1990 20