マーケティング用語としてよく耳にする「セグメント」ですが、きちんと意味を理解し正しく活用しているケースは意外と少ないと思います。というのもグルーピングやターゲティングなど混同されがちな言葉が多いのが大きな原因でしょう。 今回解説するのはそんなセグメントについてです。3つのポイントで分かりやすく説明していくので、セグメントに意味について迷ってしまったという方はぜひ参考にしてください。 そもそもセグメントとは? まずセグメントについて簡単に説明するとマーケティングにおいて"同じニーズや属性を持つユーザーの塊”という意味が一般的です。そしてセグメントの切り口は「デモグラフィック(人口統計学的属性)」「サイコグラフィック(心理学的属性)」「ジオグラフィック(地理学的属性)」「ベヘイビオラル(行動学的属性)」の4つに分けられます。 デモグラフィック(人口統計学的属性) デモグラフィックとは言わば社会
消費者行動に影響を与える要因は、コラム第20回の図表1のように、1.環境要因と2.個人要因に分類できます。環境要因としては文化、下位文化(サブカルチャー)、社会階層、家族、準拠集団、状況要因などがあります。これらについての説明は図表1にまとめました。 個人要因としては、デモグラフィック特性の他に、消費者の生活資源(収入や生活程度のことです)、動機付けや関与、知識、態度、パーソナリティ・価値観、ライフスタイルなどがあげられます。性・年齢や収入・教育などのデモグラフィック特性やソシオグラフィック特性が似通った人達が、全く異なる消費行動をとるのは決して珍しいことではありません。デモグラフィック特性やソシオグラフィック特性は、消費者の外面的な特徴であるため、使い勝手が良い反面、「なぜ」消費者がそのような行動を取ったかがわからないため、表面的な理解に終わってしまうことがあります。消費者の内面的な特徴
ライフスタイルの定義 生活者の生活構造、意識、行動に関する社会におけるパターンを表したものを指します。 ライフスタイルを基本としたアプローチは、マーケティング戦略においては極めて重要な発想法であり、ユーザーのセグメンテーションや商品ターゲットの絞り込みなどに活用されています。 生活者を分類する基本的なものとしては、性別・年齢・未既婚・職業などといったデモグラフィック特性が挙げられます。生活者の嗜好や商品の保有率などは、このデモグラフィック特性に大きく影響されます。さらに、このデモグラフィック特性は、データが取りやすく、比較もしやすいという理由から、マーケティングにおいて非常によく使用されています。 しかし、デモグラフィック特性上は同じカテゴリーに属していても、その人々の興味の対象や価値観、行動には異なるパターンがあり、その違いが購買行動や欲求の違いに反映されることも少なくありません。逆に、
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