【問題1】は、80%の確率で10万円獲得できる一方、20%の確率で1万円しか得られないという選択肢aと、今すぐ8万円を獲得できる選択肢bとで、どちらを選ぶか、という問題でした。皆さんの選択をお聞きします。 aを選ばれた方? (約20%が挙手) bを選ばれた方? (約80%が挙手) およそ8割の方はbを選んだということで、多数派が選んだのはbであるということを確認しましょう。そこでbを選ばれた方にお聞きします。なぜaではなく、bを選びましたか? 【A】bは確実に8万円もらえます。aを選んだら、80%の確率で10万円もらえるとはいえ、20%の確率で1万円しかもらえないわけで、やはりそのリスクは避けたいと思いました。 【岩澤】ありがとう。こういうのが、多くの人の考え方だと思います。このAさんのような考え方、経済学では選択における好みの問題なので「選好(preference)」と呼びますが、Aさん
「Go To トラベル」割れる評価 「利用したくない」が「利用したい」を上回る 足を引っ張るコロナ禍への「心配」 「新型コロナウイルス対策と社会経済活動の両立」を掲げる菅義偉首相が官房長官時代から旗を振る観光支援策「Go To トラベル」。朝日新聞が10月に行った全国電話世論調査で「Go To トラベル」について聞くと、世論の「モヤモヤ」が浮かびました。(朝日新聞記者・磯部佳孝) 「Go To トラベル」割れる評価 「最優先の課題は新型コロナウイルス対策。そのうえで社会経済活動との両立をめざす。さもなければ国民生活が成り立たなくなる」。菅首相は9月16日の就任会見でこう述べ、自ら主導した消費喚起策「Go To キャンペーン」などを挙げ、「今後もちゅうちょなく対策を講じていきたい」と訴えました。 10月の調査では、「Go To キャンペーン」のうち、観光支援策「Go To トラベル」について
初めてポスター発表をする。 そんな日が来る。 研究室に入りしばらくして、研究成果がまとまってきた頃。 研究の楽しさが少しわかってきた、そんな時期。 「学会」、あるいは「研究会」に参加することになる。 初めて参加する人間にとって、それらは憧れとあやしさが混ざったような、不思議な魅力を放っている。 たとえば、子どもの時の「悪の秘密結社」みたいな。 はたして自分の力は通用するのか? そんな期待と不安に満ちた毎日、それこそがポスター発表をひかえた若き研究者の青春の日々だ。 ただその若さゆえ、およそ効果的とは言えない準備をしてしまうことがある。 その結果、待ち受けているのは、誰もこない自分のポスターの前でポツンと立ち続けるという学会の洗礼である。 あぁ、なんという悲劇か。見ていられない! それを乗り越えることもまた一興ではあるが、それを回避するための策を今日は考えてみたい。 これは他でもない、かつて
時間の都市 空間の都市──時空の「現在」のエコノミー | 若林幹夫 City of Time, City of Space: Time and Space in the Economy of the "Present" | Wakabayashi Mikio 1 時間としての空間 人文地理学に「時間地理学(time geography)」と呼ばれる一分野がある★一。自然地理学と人文地理学を問わず一般に地理学は、土地空間上の事物や出来事の配置や関係を地図平面上の分布や配置として記述し、そこに現われる構造や関係の原理や法則を考察するのだが、時間地理学が採用する記述法は、「時間」と「地理」とが結びついた一見すると自家撞着的なその名称が示しているように、通常イメージされるであろう地理学の記述法とは異なっている。それは人間の行動を普通の地図のような二次元的な平面上の軌跡としてではなく、土地空間上の距
カリフォルニア州の高速道路とベイエリア高速鉄道(BART)ロックリッジ駅の高架下を走る自転車。3月31日撮影。BARTの乗客数が激減した影響で、駐車場も空きが目立つようになり、自転車やスケートボードで通過しやすくなっている。(PHOTOGRAPH BY JAMES TENSUAN) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが沈静化しつつある国では、経済活動が再開し始めている。列車やバスも再び走り始めた。ただ、以前とは様子が違う。人々は乗車賃を払うのに接触を避け、車両には仕切りが設置され、座席には間隔を空けて座る。車の運転席の窓は開いていて、運転手と乗客は透明なビニールカーテンで分離されている。 列車やバスの混雑緩和には、スマートフォンのアプリが一役買っている。自転車通勤や徒歩通勤、在宅勤務を選ぶ人が増え、米国では満員列車はパンデミック以前の伝説になった。 未来を見通すこと
[緊急寄稿]日本の新型コロナ対策は成功したと言えるのか─日本の死亡者数はアジアで2番目に多い(菅谷憲夫) No.5014 (2020年05月30日発行) P.30 菅谷憲夫 (慶應義塾大学医学部客員教授,WHO重症インフルエンザガイドライン委員) 登録日: 2020-05-20 最終更新日: 2020-05-20 1. SARS-Coronavirus-2(SARS-CoV-2)の日本の流行 世界保健機関(WHO)は,本年3月11日に新型コロナウイルス〔SARS-Coronavirus-2(SARS-CoV-2)〕のパンデミックを宣言し,日本国内でも,2020年3月から流行が本格化した。4月7日に,東京,神奈川,千葉など7都府県に緊急事態宣言が出て,4月16日には,宣言が全国に拡大された。5月に入り,日本の流行も終息傾向が見られるようになった。Social Distancingや休校
A useful tool for the pandemic CMI ran for one and a half years. We are proud to have been the first company to share mobility data openly and publicly in order to help advise and inform cities, governments, health authorities, media, business, and the general public. CMI's data was used by Media and Organisations around the world... ...to help visualise and inform Citymapper Mobility Index comes
日本人の「助け合い精神」その実際のところ 2011年、東日本大震災が発生した直後、被災地の支援・復興のため、多数のボランティアと多額の寄付金が日本全国から集まった。自然と湧き上がった人々の助け合いの気持ちに、激しく心を揺り動かされた人は決して少なくなかったはずだ。あの時、私たちは「やっぱり日本人には、強い助け合いの精神があるんだ!」と再確認できたような気になっていた。 しかし、それは一時的な熱狂にほだされる中で目にした「錯覚」だったのかもしれない。国際比較の観点から見れば、平時において「日本人に強い助け合いの精神がある」とは言い難い。むしろ現状では、「困っている他者に冷淡な日本人」と言った方がより正確なのかもしれない。 確かに近年の日本では、NPO法人など社会貢献活動を担う組織の数は激増している。企業の社会貢献活動も普通に見られるようになった。ソーシャル・ビジネスなどで活躍する「社会起業家
緊急事態宣言前後における全国主要都市の人口変動分析 「モバイル空間統計(※1)」を利用して緊急事態宣言前後でどのように人口が変化したかを分析した、2020年4月18日から2020年5月31日までのデータを掲載しております。 2020年6月1日以降の分析データについて 2020年6月1日以降の分析データはモバイル空間統計:新型コロナウイルス感染症対策特設サイトでご確認ください。 モバイル空間統計 新型コロナウイルス感染症対策特設サイト別ウインドウが開きます 2020年4月18日から2020年5月31日までの分析データ
ログアウト 年 ~ 年 資料について◆2024年1月31日 【通信断のお知らせ】J-DACはサーバーメンテナンスのため、2024年4月2日(火)10時~14時(予定)の間サービスを停止させていただきます。ご不便をお掛けいたしますが、ご了承賜りますようお願い申し上げます。 ◆2022年11月7日 【通信断のお知らせ】J-DACはサーバーメンテナンスのため、2022年12月19日(月)9時~14時(予定)の間サービスを停止させていただきます。ご不便をお掛けいたしますが、ご了承賜りますようお願い申し上げます。 ◆2021年12月7日 【通信断のお知らせ】J-DACはサーバーメンテナンスのため、2022年1月4日(火)12時~15時(最大)、2022年2月7日(月)12時~15時(最大)の間サービスを停止させていただきます。ご不便をお掛けいたしますが、ご了承賜りますようお願い申し上げます。 ◆20
マーケティング用語としてよく耳にする「セグメント」ですが、きちんと意味を理解し正しく活用しているケースは意外と少ないと思います。というのもグルーピングやターゲティングなど混同されがちな言葉が多いのが大きな原因でしょう。 今回解説するのはそんなセグメントについてです。3つのポイントで分かりやすく説明していくので、セグメントに意味について迷ってしまったという方はぜひ参考にしてください。 そもそもセグメントとは? まずセグメントについて簡単に説明するとマーケティングにおいて"同じニーズや属性を持つユーザーの塊”という意味が一般的です。そしてセグメントの切り口は「デモグラフィック(人口統計学的属性)」「サイコグラフィック(心理学的属性)」「ジオグラフィック(地理学的属性)」「ベヘイビオラル(行動学的属性)」の4つに分けられます。 デモグラフィック(人口統計学的属性) デモグラフィックとは言わば社会
消費者行動に影響を与える要因は、コラム第20回の図表1のように、1.環境要因と2.個人要因に分類できます。環境要因としては文化、下位文化(サブカルチャー)、社会階層、家族、準拠集団、状況要因などがあります。これらについての説明は図表1にまとめました。 個人要因としては、デモグラフィック特性の他に、消費者の生活資源(収入や生活程度のことです)、動機付けや関与、知識、態度、パーソナリティ・価値観、ライフスタイルなどがあげられます。性・年齢や収入・教育などのデモグラフィック特性やソシオグラフィック特性が似通った人達が、全く異なる消費行動をとるのは決して珍しいことではありません。デモグラフィック特性やソシオグラフィック特性は、消費者の外面的な特徴であるため、使い勝手が良い反面、「なぜ」消費者がそのような行動を取ったかがわからないため、表面的な理解に終わってしまうことがあります。消費者の内面的な特徴
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く