「世界四大文明」といわれているものがあります。 いわずと知れた、エジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明の四つです。 これが世界の文明の黎明であると学校の「世界史」の授業で教えられます。 いまこの文をお読みの方なら、学校で習った覚えがあると思います。 そして小中高の学生のお子様かお孫さんをお持ちの方でしたら、お聞きになったらわかりますが、やはり今でも、学校では「世界四大文明」なるものを教えています。 しかし「世界四大文明説」なるものは、とっくの昔に世界の歴史学会で否定されている説です。 考えてみてください。 ギリシャ、中東、インド、Chinaの文明の黎明をいうなら、南米のインカやアンデス文明は、どうなるのですか。 文明ではないのですか? 北米のインデアンの文明はどうするのですか? ヒンズー文明は、どうなるのでしょうか? Chinaならば、黄河文明よりももっと古い時代に、長江文