以前紹介した、戦前の小学生向けの冊子『小学生全集』。 実に85巻まで刊行されていたらしい壮大な全集で、前回はその中から「昭和初期のなぞかけを読み解く」といった内容で、おもに子供の遊びについて解説された「面白文庫」という巻を紹介したが、今回は、その第85巻「小学趣味読本」(昭和4年刊)を、古書店で入手した。 タイトル通り、小学生に向けた趣味のハウトゥ本なのだが、当時の児童界では、どんな趣味をたしなむことがイケてるとされていたのだろうか。 まず冒頭で紹介されている趣味は、「花言葉の話」。なるほど定番だが、気のきいた花言葉を2つ3つ知っていれば、なかなかイカした小学生かもしれない。 <明治の末から大正の時代へかけて、盛に用ひられるやうになり、現在では社會的儀禮の一つとして数へられてゐます>(引用原文ママ)んだそうで、たとえば病気にかかった友達に送ったりすると効果的だという。 <おゝ、それは何とい
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