ブックマーク / wallstny.exblog.jp (10)

  • Lehmanと謎のヘッジファンド? | ウォールストリート日記

    そしてLehmanの株価を見る限りでは、GreenlightのEinhorn氏は、今のところその賭けに勝ち続けているようです。同社は6月に弱気の業績予想や追加のエクイティ調達を発表し、株価は6月頭の$30前後から、Bear Stearnsが事実上の破綻に追い込まれた3月の場中につけた、$20レベルまで低下しています。(3月当時も終値は$30を越えていたと思います。) しかし今日触れたかったのはその話ではなく、7月3日のBloombergのコラムに掲載された、「Lehman's Hedge-Fund Deals Leave Public in Dark(Lehmanのヘッジファンド取引は一般株主をけむに巻く)」という話についてです。 『あなたがLehman Brothersの幹部だったとして、同社が次のBear Stearnsになるのを何とか防ごうとしているとします。株価は暴落し、市場はあな

    Lehmanと謎のヘッジファンド? | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2008/07/07
  • 純粋ヘッジファンドのIPO | ウォールストリート日記

    11月14日にNY Timesなどで報じられていましたが、ヘッジファンド業界の最大手の一つであるOch-Ziff Capital Management(オックジフ)が、GoldmanとLehmanを主幹事証券として、パブリックマーケットデビューを果たしたようです。 過去に「オルタナティブファンドの歴史的IPO」というエントリーで、大手投資ファンドFortressのIPOについて書いたことがありますが、同社はヘッジファンド部門の他にディストレスト投資やプライベートエクイティなど様々なファンドを有する、格的なマルチストラテジーファンドと言えると思います。 対してOch-Ziffは、Goldmanのリスクアービトラージチーム出身の創業者が立ち上げた、「イベントドリブン」戦略のヘッジファンドが中心であり、最近はマルチストラテジーの性格を強めているようですが、FortressやBlackstone

    純粋ヘッジファンドのIPO | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/11/19
    ヘッジファンドとエクイティファンドの相違点は、前者が市場で公開された企業を対象としているのに対して、後者は非公開ないしそれに順ずる存在を対象。ゆえに、市場の活況によって資金調達やexitに前者が優位。
  • Home Depotとディールメイカー | ウォールストリート日記

    クレジットクランチを受けて大型LBOが困難に直面していると言う話を先日書きましたが、その中でも最近注目されていたのが、Lowesと並んでアメリカのホームセンター最大手であるHome Depotの、ホールセール部門(HD Supply)のバイアウトです。その案件について、簡単にフォローしておきたいと思います。 HD Supplyは、大手PEファンドBain Capital、Carlyle、CDRのコンソーシアムが$10.3bn(約1.2兆円)で買収することを発表していましたが、サブプライム問題が深刻化して住宅市場が冷え込む中、住宅・建築会社はもちろんのこと、ホームセンターの業績悪化を懸念する声も多くなっていました。 そのような懸念はHome Depotの株価にも反映していましたが、加えてデット調達を困難にするクレジットクランチが発生したことで、先週までこの案件の実現は危ぶまれていたと言える気

    Home Depotとディールメイカー | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/08/31
    クレジットクランチにおける信用リカバリーの4要素@HD supply
  • 株主アクティビズムの高まり | ウォールストリート日記

    少し前のブログで、典型的な「アクティビスト」の投資手法とそのアグレッシブな手法に対する経営陣からの悪評について書きましたが、資産運用の世界では、株主アクティビズムの流れは加速しているようです。 6月18日のBloombergによると、アメリカ最大の公的年金ファンドであるCalPERS(カルフォルニア州公務員退職年金基金)が、アクティビストファンドへの投資額を、現在の$5bn(約6,150億円)から$12bn(約1.5超円)に増やすことを決定したそうです。 同記事によると、CalPERSのシニア・インベストメント・オフィサーであるChristy Wood氏は、「株主は以前に増して保有先企業の経営について関心を強めている」と述べ、ヨーロッパや日で存在感を強めているTCIというアクティビストファンドが企業のM&A戦略に与えた影響について触れた上で、「経営に影響を与えるために大きな持ち分は必ずし

    株主アクティビズムの高まり | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/07/10
    Activist Fundの隆盛
  • ウォールストリートへの「致命傷」? | ウォールストリート日記

    PEファンドやヘッジファンドが投資家から多くの資金を集めて繁栄し、またウォールストリートもその活動を支えるなどして活況に沸いていることはいつも書いている通りですが、そんな時代はもうすぐ終焉を迎えるかもしれません。 先日若干触れた通り、Blackstoneの共同経営者たちがIPOで何百万ドル(数百億円)という報酬を手にし、金融界や産業界で大きな力を振るっていることや、ヘッジファンド業界のトップに君臨するファンドマネージャー達が多額の報酬を手にしていることは、ワシントンからいらぬ関心を呼ぶ結果となってしまったようです。 各メディアが伝えているところによると、現在アメリカ議会では、上場PEファンドに対する増税案を皮切りに、PEファンドやヘッジファンドを含むリミテッド・パートナーシップ全般のファンドマネージャーに対する増税案が検討されているそうです。 税金についての専門家ではないので詳しいことは分

    ウォールストリートへの「致命傷」? | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/06/28
    PE課税の対象を個人から法人へ捕らえ方を変更し、結果的に増税する。また、運用担当者に対して増税。。。税の公平性も政治とのバランスによって決まるとは皮肉だ。
  • コードネーム:BX | ウォールストリート日記

    同社のIPOは、事前に投資家からのヒアリングに基づいて定められる株価プライスレンジの上限であった$31で前日21日に値決めが行われ、北米のみならず、欧州、中東、アジアなどの多くの投資家からの需要を集めて、大成功に終わったようです。 週の前半には、複雑怪奇なバリュエーションや上場PEファンドへの増税案の話がこれ以上深堀りされることを嫌ってプライシングの日程を前倒しにした、などと主要金融メディアに厳しく報じられていましたが、投資家からの需要は強く、取引開始時には$45まで上昇し、その後急落したものの、初日の終値は上場価格を13%上回る$35.06だったようです。 話が長くなりそうなので、いくつかに分けて書いてみたいと思います。 案件概要と創業者利得 BlackstoneのIPOは$4.6bn(約5,600億円)という規模で、これはアメリカにおいて過去5年間に行われた中では最大のIPOだそうです

    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/06/26
  • 「Control」ではなく「Influence」? | ウォールストリート日記

    少し前になりますが、3月19日号のBusiness Weekに「Private Equity Goes Public」という記事がありました。このヘッドラインだけをぱっと見ると、最近よく書いているLBOファンドが上場するという話かと思いそうですが、実はこれは「もう一つのGoing Public」とも言うべき話で、要はプライベートエクイティファンドがPublic(上場証券)への投資を増やしている、という話です。 Business Weekで紹介されていた例は、LBOファンド大手のKKRが、傘下のファンドの一つで2007年1月に米サーバー最大手Sun Microsystemsの転換社債$700mm(約840億円)を購入したという話でした。Sun側は、KKRのこの行動を「リストラ成功期待が評価された(将来の株価上昇を信じてもらえた)」と非常に歓迎したそうで、また実際に同社の株価はこの後記事が書か

    「Control」ではなく「Influence」? | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/04/08
    Strategy of Private Equity goes 'control' to 'influence' to the target.
  • 世界最大のLBOファンド、上場へ | ウォールストリート日記

    既にご存知の方も多いかもしれませんが、3月16日のCNBCやFTの報道によると、LBOファンド最大手のBlackstoneが数千億円規模のIPOを計画しているようです。 FTによると、Goldman、Lehman、Citigroupが既に主幹事として選出されているようで、ファイリングのタイミングは数週間以内と言われているそうです。 Blackstoneを含む大手のLBOファンドは、ここ数年来IPOの手法とタイミングについて色々検討を進めて来たと言われており、今回のBlackstoneの上場が成功すれば、KKR、Carlyle、TPGといった他の大手PEファンドも上場に向かって一気に動き出すかもしれません。 ただこのような業界の流れは昨日今日に始まった話ではなく、少し前に書いた、ヘッジファンド部門とプライベートエクイティ部門を有する大手米投資ファンドのFortressがNYSEに成功裏に上場

    世界最大のLBOファンド、上場へ | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/03/19
    Blackstoneって上場してどうするんだろう?直接的利益が見えにくいな。。。自社株による株式交換買収など選択肢拡大かな?
  • PEファンドと日本のアクティビズム | ウォールストリート日記

    先日コロンビア大学のMBAに留学している友人から、日のアクティビズムについての講演があったという話を聞きました。あくまで間接的な話になってしまいますが、なかなか興味深かったのでご紹介します。 講演のスピーカーは、以前にUBS、CSFBの東京オフィスでマネジメントを担当し、後にSandringham Capitalというファンドをロンドンで立ち上げられたKoji Fusa氏と、$7.6bn(約9,000億円)を運用する大手ヘッジファンドRamius Capitalで日のアクティビスト投資に従事しているAnthony Miller氏です。 公演内容は以下のような感じだったそうです。 ◆多くのPEファンドがアクティビスト・ヘッジファンドの領域に入りつつある。その理由は、①高いフィーが請求できること、②買収手続きを経ずに手早く企業の株を取得できること、にある まず、なぜアクティビストの方が高い

    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/02/11
  • LBOは投資家の敵か味方か | ウォールストリート日記

    最近CNBCか何かで投資家にとってのLBOの善し悪しについての議論を耳にしたので、それについて少々考えて見たのですが、結論から言うと、この話は「投資家」が誰かによって変わってくる気がします。 まずファンドへの出資者という意味の投資家から見れば、これは今のところは「味方」と言って間違いないかと思います。毎年高いリターンを生み出す原因となっているLBOへの投資拡大が止まるところを知らない事実が、この議論を裏付けていると言えそうです。 では株式投資家から見たらどうかと言うと、バリュエーションのサポートを提供し(株価の安値を支え)、レバレッジドファイナンスの市場環境次第ではそれこそかなりのプレミアムで企業を買収してくれるLBOファンドは、決してネガティブな存在とは言えない気がします。 もちろん、どんどん企業が買われていってしまうことは、運用先が減るという意味ではネガティブと言えなくもありません。そ

    LBOは投資家の敵か味方か | ウォールストリート日記
    Aki-Hiro
    Aki-Hiro 2007/02/06
  • 1