ウェブブラウザー「Firefox」を運営する米モジラ財団が、スマートフォン向け独自OS(基本ソフト)「Firefox OS」の開発を進めている。今夏以降 スペイン、ブラジルなど欧州・南米の9カ国で搭載端末が発売される見込み。通信事業者はスペイン・テレフォニカ、メキシコ・アメリカモービルなど16社が、端末メーカーはソニー・モバイル(日本)、ZTE(中国)、アルカテル・ルーセント(仏)、LG電子(韓国)、Huawei(中国)が参入を表明している。このほどデモ端末を使ってホーム画面や、アプリケーションが動く様子が公開された。 同財団が独自OS開発を決めたのは、消費者にアンドロイド(グーグル)、iOS(アップル)以外のスマートフォンOSの選択肢を提供したいという考えからだ。2社が最新のプログラム内容をすぐに公開しないのに対し、同財団のOSは多数の技術者がボランティアで参加して開発するため、プログ