「どす黒いまでの孤独に耐えきれるだけの体力、精神力がいる」 麻生首相は28日、高知市で高知大など地元3大学が主催した学生との意見交換会で、首相に必要な「資質」をこう説明し、内閣支持率が低迷する中で仕事を続ける苦しさをにじませた。 「心が折れそうになったことはありますか」と聞かれた首相は、「首相の条件は何ですかとよく聞かれる。先見性とか外交とか統率力があるとかいろいろある」としたうえで、「知事にしても会社の社長にしてもみんな共通で、(組織の長は自らの判断で)仕事をやる。これは絶対に孤独」などとしみじみ語った。