資料によると、東北本線黒磯~北上間(約300キロ)は被害が多く、盛り土の沈下・流出、土留め壁の傾斜・倒壊、橋桁支点部の損傷などが見られるほか、沿岸部を走る気仙沼線・仙石線の一部・常磐線の一部など、いまだ調査不能の区間も多い。 同社では被害の少なかった箇所から点検・復旧作業が終わり次第、部分的に運転再開していく予定。再開の見通しは以下の通り。3月中=東北本線仙台~岩切間、仙石線あおば通~小鶴新田間、4月上旬=東北本線岩沼~仙台間、同岩切~利府間、仙山線仙台~愛子間。当面は暫定ダイヤでの運行となる。 東北新幹線は22日から新青森~盛岡間で運転を再開したが、電化柱の折損・軌道の変位・高架橋柱の損傷・橋桁のずれなど、全線で1,100カ所の被害を確認。全線開通へは「まだはっきりとした見通しが立っていない」(JR東日本広報部)状況だ。
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