人気漫画「黒子(くろこ)のバスケ」の単行本や関連商品を扱う店舗などに販売中止を求める脅迫文が届いている事件で、警視庁捜査1課は15日、大阪市東成区、職業不詳、渡辺博史容疑者(36)を威力業務妨害容疑で逮捕した。同課によると、「ごめんなさい。負けました」と容疑を認めているという。 【「中年の単独犯」とみられていた】「黒子のバスケ」脅迫:作者へ強い恨み/「グリコ森永」を模倣 逮捕容疑は2012年10月12日、東京都千代田区の上智大の体育館2階に、喪服の死神を名乗った犯行声明文とともに硫化水素が発生中のプラスチック容器を放置し、同校の業務を妨害したとしている。 一連の事件は12年10月、作者の藤巻忠俊さんの出身校の上智大キャンパスに、「俺は藤巻が憎い」などとする脅迫文と硫化水素を発生させる液体入りの容器が置かれたことから発覚。その後も、千葉市などで予定されていた関連イベント会場に脅迫文が届き