【シリコンバレー時事】半導体世界最大手の米インテルは11日、主力のパソコン用CPU(中央演算処理装置)「コア」の次世代製品を2013年に投入すると発表した。高精細の映像処理性能を2倍に高めたほか、大幅な省エネを実現した。同社が主導する超薄型ノートパソコン「ウルトラブック」や、画面を着脱できるタブレット型多機能携帯端末向けに幅広く供給する。 コア次世代版は最先端の回路線幅22ナノメートル(ナノは10億分の1)の超微細加工技術を踏襲。回路設計を改善し、待機時の消費電力を従来比5%まで削減、充電1回でインターネットに接続したまま「10日間持ちこたえる」(同社)との触れ込みだ。