ワコム(埼玉県加須市)の筆頭株主である英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(以下、AVI)は5月14日、ワコムの井出信孝社長と中嶋崇史業務執行取締役COOの解任を求める株主提案を行った。AVIは、井出社長の経営下でブランド製品事業が失速し株価が伸び悩んでいることに加え、西新宿のオフィス内に社長の娘が利用する専用のダンススペースを設けるといった“公私混同”が従業員の士気を著しく下げていると指摘している AVIは2021年10月に投資を開始したワコムの筆頭株主(持株比率13.8%)で、長年にわたり企業価値向上に向けた対話を続けてきたという。しかし過去5年間にわたってワコムの株主総利回り(TSR)が、配当を考慮した株価指数「配当込みTOPIX」に劣る点や、円安の影響を除いた営業利益も21年3月期から約4割減少している点を問題視。こうした状況の一因として、井出社長による“密室経営”と

