ベトナム戦争中の韓国軍による住民虐殺疑惑で、家族を失った被害者2人が訪韓し、8日、毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開かれる、旧日本軍の従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪などを求める「水曜集会」に参加した。韓国ではベトナムに派兵された元軍人らが被害者の訪韓に反発し、予定された行事の一部が中止に追い込まれた。韓国でも、加害の歴史をめぐる対立が表面化した。 「韓国挺身隊問題対策協議会」の尹美香常任代表は8日の集会で、日本が慰安婦問題での加害の事実を認めないと主張しながら「私たちが(他国に)被害を与えたことを認めなければ日本と同じになる」と、ベトナムから被害者を招いた理由を述べた。韓国軍が1968年に中部クアンナム省で約70人を殺したとされる事件で母や姉など5人を失ったグエン・ティ・タンさん(55)は、日本への要求行動を「同じ戦争の被害者として応援したい」と話した。(共同)
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