6月29日の『日本経済新聞』朝刊社会面に、大崎事件の第3次再審請求をひかえて供述の心理学的鑑定をとりあげた記事が掲載されていました。 (前略) 心理鑑定を担当したのは大橋靖史淑徳大教授と高木光太郎青山学院大教授。後にDNA鑑定で再審無罪となり、虚偽の自白を強いられたことが明らかになった足利事件の菅谷利和さんの供述について、控訴審で意見書を提出した実績があった。 (中略) 大崎事件では共犯とされた3人の公判記録で、重要な共同行為をするため指示や相談が必要になる場面に着目。こうした場面での通常の意思疎通で行われるはずの情報のやり取りがないことが分かった。これは実際に体験していないため説明がうまくできない可能性が高いと評価。同じ問題点は供述調書でも確認される、と鑑定した。 (後略) 背景知識のない読者にとっても、限られたスペースで最大限わかりやすい記事になっていたように思いました。 関連記事 h
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