ブックマーク / sivad.hatenablog.com (5)

  • これぞ大学院生必携、『研究室の人間関係学』 - 赤の女王とお茶を

    ちまたで大学院問題が再興しているみたいなので、二度目になりますが書を紹介しておこうと思います。ちなみにタイトルは「ラボ・ダイナミクス」ですが、『研究室の人間関係学』ような邦題にしたほうがずっとわかりやすいと思います。 まず前提認識ですが、大学・大学院といった高等教育はその定義からして、多様性を持つものです。 国民があまねく受けるべき教育、というのはすなわち「義務教育」なんであって、それにプラスアルファして個々人の状況に合わせて学ぶための知識や技術や思考こそ高等教育機関が受け持つべき領域なのです。 有識者の皆さんが大好きな米国の大学だって、ものすごく多様です。 ハーバードやスタンフォードといった私立研究系大学ばかり取りざたされますが、米国社会を支えているのはそれだけではなく、地域の教育や産業をになう州立大学、社会で活躍するための来的な「教養」を身につけるリベラルアーツ・カレッジなどなど、

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    Apeman
    Apeman 2010/03/06
  • 学生やポスドクを政局の犠牲にしないよう民主党にロビイングしよう - 赤の女王とお茶を

    政権交代にともなって、自公政権が予定していたさまざまな政策プロジェクトが凍結されたり、変更されたりするようです。 まあ政治は資源分配なのですから、どこかが得をすればどこかが損をする、ということはある程度避けられません。 科学研究ももちろん例外ではないわけで、特に最近ぶち上げられた内閣府主導の総額2,700億円「世界最先端研究支援プログラム」などはその最たるものでしょう。 私個人としては、大型プロジェクトは出口とそこに至る道筋をしっかり検討して欲しいと思っていますので、正直大丈夫かなと感じていましたし、研究業界にもいろいろと異論は聞かれていました。 欧米を見るまでもなく、科学研究もいまや政治的な流れの中にあるものですから、政局から完全に守られるとは思いません。 しかし、議員の皆さんはあまりご存じないと思いますが、科学プロジェクトの下には、それを支える多くの若い大学院生やポスドクたちの生活と人

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    Apeman
    Apeman 2009/09/04
  • 科学政策に関する公開質問状を各党に送ったよ - 赤の女王とお茶を

    最近マジメな話ばっかりだなぁと思いつつも、まあものごとタイミングがあるからということで。 先日、民主党の科学政策ってどうよという記事を書きましたが、かといってどこなら素晴らしい、というのも見えてきません。 そこでNPOサイコムさんと相談のうえ以下のような質問状を作成しまして、自民党、民主党、公明党、共産党、社民党、国民新党、新党日、改革クラブさん宛に送付いたしました*1。 サイコムさんのほうからも発表があるかと思いますが*2、取り急ぎこちらでも紹介させていただきます。 a)科学技術研究全般について 日の科学研究は1995年に制定された科学技術法、および5年ごとに策定される科学技術計画により重点分野が明確に示され、競争的資金が投入されるようになりました。 しかし一方で、応用研究と基礎科学の峻別がうまくなされておらず、巨大プロジェクトの実用化へのロードマップが不明確であったり、多様

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    Apeman
    Apeman 2009/08/01
  • 科学批評にはなにが必要か?: 2009-03-25 - 赤の女王とお茶を

    5号館さんからTBをいただいた科学批評家の話題について少々。 もっともっとたくさんの科学批評家が必要だ 『批評とはなにか』ってことを考えていたら、なんだかちょうどいくつかの記事が目に留まったのでとりあえず紹介します。、 finalventさんが小林秀雄の批評論を紹介した 批評トハ 某イースト氏が自らの批評?について語った 批評について どちらも批評を「作品」として捉えていて、むろん表現には全て作品としての側面が(科学論文ですら!)あるわけですから、それ自体は結構なことだと思います。 ただイースト氏においては対象や正確さはどうでもいい、というところまでイってしまっているようで、まあエンタメ分野においてはありなのかもしれませんが、科学や社会をあつかう際にこれではもはや批評と呼ぶに値しないでしょう。 わたしなりに批評というものを定義するなら、「対象を文脈の中に位置づけること」だと考えます。 世の

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    Apeman
    Apeman 2009/03/26
  • 赤の女王とお茶を - 学問の自由はどうした?

    美しい日の心を伝える日教育再生機構の「おもしろさ」は生で読まないとわからない 愛国パッケージ通過中 いやー、ここんとこの日の泥舟っぷりにはびっくりですね。 生命線の教育ですらこの体たらくではどうにもこうにも。 しかしコレだけの大事なのに、大学界隈はいたって静か。 法人化の時には新聞にデカい意見広告まで出して、世間に全力でスルーされたわけですが。 「国立大学法人法案」の廃案を訴えます! 国立大学独立行政法人化の諸問題 こんなページ作ったりもして頑張ったんですけどね。 でもねー、こういう教育の重大時に動けないんでは「学問の府」なんて威張れませんよ。ましてや「学問の自由」なんて言えなくなります。 一応多少の動きはあるみたいですが、法人化の際に比べれば鈍い鈍い。 大学には直接関係ないように見えますが、だからこそ意見する意味があるんですよ。自分の時だけ大騒ぎするようではなんの説得力もない。 と

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    Apeman
    Apeman 2006/12/08
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