坂ノ途中が目指しているのは、 環境負荷の小さな農業に取り組む人たちを増やすことです。 100年先もつづく農業のかたちをつくりたい、 そして持続可能な社会にたどり着きたいと考えています。 ひとつの方法として、私たちは農産物の販売をしています。 つながっている農家さんは、西日本を中心におよそ300軒。 そのうちの8割が新しく農業に挑戦した人、つまり新規就農者さんです。 農業をはじめて間もない人たちと連携して事業がーーかろうじてなりともーー成り立っているのは、 おそらく日本で初の事例だと思います。 私たちがどんなことを考えて、どんなことをしているのか。 書いていたらずいぶんと長くなってしまったのですが、紹介させてください。 坂ノ途中 小野邦彦 未来からの前借り、やめましょう 農薬や化学肥料に依存した現代の農業は、水質汚染や土壌の劣化を招き、生物の多様性を損なう要因にもなっています。人が生きてい