声優の大平透さん(享年86)が先週、肺炎のために亡くなった。 昨年3月にいただいた電話を思い出す。 「先日の取材で撮っていただいた写真、なるべく大きく焼いて送ってくださいませんか。遺影にいい写真がなくて」 大平さんのあの声である。決して大きくはなかったが、太く、厚く耳に残った。どきっとした「遺影」の部分は冗談と受け止め、その日のうちにA4サイズとハガキ大にプリントした写真を郵送した。今から思えば、当時から体調は万全とはいえなかったのだろう。何度か行った取材打ち合わせで、病院から電話をいただいたこともあった。 米映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の昨年末公開を前にシリーズゆかりの方々にお願いした取材の一環だった。第1作の吹き替え版でダース・ベイダーの声を担当した大平さんにはシリーズ草創期のお話をうかがった。 大平さんは05年のエピソード3でも、「スター・ウォーズ」の生みの親、ジョージ・
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