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ブックマーク / dankogai.livedoor.blog (97)

  • 404 Blog Not Found:"Crowds"は「みんな」じゃない

    2006年08月11日17:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 "Crowds"は「みんな」じゃない - 書評 - 「みんなの意見」は案外正しい 両方読んでみてはっきりわかった。 The Wisdom of Crowds James Surowiecki 「みんなの意見」は案外正しい 小高 尚子 訳 「みんな」と"Crowds"は似て非なる概念であることに。 面白いことに、"The Wisdom of Crowds"の直訳、「群衆の叡智」というのはかなりいい線をついている。ポイントは、それが「群衆」、すなわち「群れている」だけの「衆」であることだ。 これは、実は「みんな」とはだいぶ違う概念だ。「みんな」と我々が言う場合、そこに「みんなの敵」は入らない。我々が指す「みんな」は単に「群れている」だけではなく、「ある程度共通の思考や指向を持つ」ということを暗示している。すなわち、「

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  • 404 Blog Not Found:「群衆の叡知」ではなく「叡智の群衆化」

    2006年08月10日03:40 カテゴリPsychoengineering書評/画評/品評 「群衆の叡知」ではなく「叡智の群衆化」 実は「群衆の叡智」は、マキャヴェリまで遡れる。 マキアヴェッリ語録 塩野 七生 My Life Between Silicon Valley and Japan - Crowdsourcingここに「Outsoucing」ならぬ「Crowdsourcing」という言葉を発明し、この言葉を広く一般に普及させるとともに、提唱者的ポジションを確保しようと企図するのが、Wired誌編集者のJeff Howeだ。Vacation中につき手元にがないので正確な引用は出来ないが、彼はこういう趣旨のことを言った。 群衆は、「何が正しいのか」という設問には苦手でも、「どちらが正しいか」という設問には案外的確な答えを出すものだ 群衆が叡智を発揮するのは、実は最後の段階なのであ

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  • Web2.0=商売0.0 - 書評 - 検索エンジンがとびっきりの客を連れてきた! : 404 Blog Not Found

    2006年08月06日23:25 カテゴリ書評/画評/品評 Web2.0=商売0.0 - 書評 - 検索エンジンがとびっきりの客を連れてきた! 番組の途中ですが、問題です。 検索エンジンが とびっきりの客を 連れてきた! 佐々木俊尚 鯖寿司、毛筆、パソコンのサポート、金庫、屋形船、倉庫、弁当、味噌、江戸切子。次の九つに共通しているのは何でしょうか。 答え:検索エンジンで上客を得た人々。 「検索エンジンがとびっきりの客を連れてきた!」(以下「書」) は、「グーグルGoogle 既存のビジネスを破壊する 」(以下「グーグル」の佐々木氏が、検索エンジンで成功を納めた、地方の中小企業をレポートしたものだ。書の成功例の中に、東京に社を構える企業も、見てのとおり存在しない。こういう企業こそ、実はWeb2.0の世界で最も成功するチャンスがあるのではないか。 書を一言でまとめると「グーグル」の第

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  • Intermedia != Massmedia : 404 Blog Not Found

    2006年08月06日15:25 カテゴリMediaValue 2.0 Intermedia != Massmedia 「母集団が増えるほど、大部分のユーザーは受動的になり」という点は事実の一面ではあるが、しかしそれは「マスメディアに近づく」ことを必ずしも意味しない。 池田信夫 blog:ウェブの先史時代 だからWeb2.0になってユーザーの力が強まったとか「総表現社会」が来たとかいうのは、錯覚である。むしろ母集団が増えるほど、大部分のユーザーは受動的になり、マスメディアに近づくのだ。極端なのは、グーグルである。その構造は、巨大なコンピュータに世界中の端末がぶら下がるIBMのメインフレームとほとんど同じだ。 メインフレームとGoogleには、決定的な違いがある。 Googleは、検索しか担当していない、ということだ。 別の言い方をすれば、Googleが落ちていても、検索は出来なくともネット

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  • 404 Blog Not Found:Peer Reviewの薦め

    2006年08月06日12:00 カテゴリMoney Peer Reviewの薦め 上司が「負けた」理由が、ここに集約されている。 MOZANBLOG: 昇給をネゴしてみよう 友人「それも主観でしかない。面白い。では自分より優れている他のエンジニアの名前を挙げろ。」 上司「それは出来ない。社員の個々の評価はプライベートだ。」 今はわからないのだが、私がいたころの某社では、ここのところが決定的に違った。 厳密な額はとにかく、自分が他の社員に対してどうなのか、というのは、だいたいわかる仕組みになっていた。なにしろPerformance Reviewの時には、自分も他の従業員に対してはReviewerなのだ。だからこの場合にも、「お前自身も評価した社員Aよりおまえのパフォーマンスは上か?」とすんなり切り返すことが出来る。もっとも異論を唱えてくること自体、稀ではあったのだが。 このPerforma

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  • 強欲2.0 : 404 Blog Not Found

    2006年08月05日18:00 カテゴリValue 2.0 強欲2.0 一言で言えば、「貧すれば鈍する」ということなのだけど、一口に年収300万円といっても、「年収150万がせいぜいなのに、がんばって300万を維持している」のも年収300万なら、「年収3000万もカタいのに、300万円稼いだところで仕事を切り上げる」人もいる。 分裂勘違い君劇場 - 世の中は強欲な人間以外は幸せにはなれないようにできている 現実には、ムリに背伸びをせず、年収300万円で満足して、快適に暮らそうとすると、結局、どんどん追い詰められていき、過酷なハードワークをしないと生きていけない状況に追い込まれるんですよ。 それで、どんな人な金持ちになるかといえば、実は後者なのだ。 面白いのは、「年収3000万円の能力をきっちり使って年収3000万円」の人より、「年収1000万円ぐらいで切り上げる」人の方が、お金に余裕のあ

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  • 404 Blog Not Found:広告から各告、そして共告へ

    2006年08月05日16:30 カテゴリValue 2.0 広告から各告、そして共告へ もはやそれを「広告」と呼ぶのはおかしいのだろう。 On Off and Beyond: たかが広告費ではないということについて このインターネット広告、果たして今後どれくらい伸びるのか?米国では、消費者がメディアに接する時間のうち23%がインターネットに費やされているのに、オンライン広告はまだ全広告費の6%にしかなっていない。また、従来、多くの企業は自社製品の5-10%しか広告してこなかったとされるが、成功報酬型の広告であれば、どんなにニッチな製品でも情報発信をすることができるため、広告のニーズそのものがさらに広がるとされる。 トロール漁船で漁っていたものが、一釣りで、しかもその方が安く漁れるのだとしたら、トロール漁船の立つ瀬がない。「広告」の世界で起こっているのは、そういうことだろう。一釣りもト

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  • 学校から、実校へ : 404 Blog Not Found

    2006年08月03日13:45 カテゴリValue 2.0 学校から、実校へ 私も今のところ「負けてなかった」のは、このことにいち早く気がついていたからだ。 分裂勘違い君劇場 - 格差は「不可視のリテラシー」によって引き起こされている それらは、学校教育では、どうにもならない。なぜかというと、学校の先生というのは、「学校を出て学校に入った人たち」だから、学校以外の世界の原理を知らないからだ。世の中が、マーケティングで生産性でマネージメントでイノベーションになっちまってることを知らない浦島太郎だからだ。学校というところは、浦島太郎が浦島太郎を拡大再生産する工場みたいなもんなのだ。 しかし、学校が格差是正装置であったというのも、また事実なのだ。 「親族」以外の教育ルートを発見し活用したことこそが、今の先進国--全ての先進国--を先進国にしたのだ。「親の後を継がない方がいい場合もある」。これが

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  • 日の丸が親方である限り : 404 Blog Not Found

    2006年08月02日15:00 カテゴリTaxpayer 日の丸が親方である限り 禿同なのだが、なぜそうなったのかの考察も欲しい。 池田信夫 blog:消えた国策プロジェクト 私は、政府が科学技術に資金援助することがすべて悪だとは思わない。他ならぬインターネットも、国防総省とNSFの予算でできたものだ。しかしNSFでは毎年プロジェクト評価を行い、不合格のプロジェクトには援助が打ち切られる。先日もいった政府調達手続きとともに、官民プロジェクトの事後評価も徹底的に見直すべきである。 というわけで、私なりに考えてみた。 なぜ、日の国家プロジェクトにおいては、失敗が肥やしにならないか、を。 たどり着いた結論は、以下のとおり。 我々有権者が、政府を顧みないから。 政府の失敗を顧みるのは誰か? 民主主義国においては、「失敗の所有者」は国民である。そこにおける役人は、国民の代理人に過ぎない。政府の失

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  • むしろ当然の日本史 - 書評 - 逆説の日本史 : 404 Blog Not Found

    2006年07月30日22:45 カテゴリ書評/画評/品評 むしろ当然の日史 - 書評 - 逆説の日史 週末はこれをずっと読んでいた。 逆説の日史 井沢 元彦 結論から言うと、日史の一般図書としては、「うめぼし博士の逆(さかさ)・日史」以来の面白さだ。 著者の井沢氏のスタンスは、序章にまとめられている。 いずれにせよ、 日史の呪術的側面の無視ないし軽視。 滑稽ともいうべき史料至上主義 権威主義 という三大欠陥がある限り、素人の活躍する余地は大いにあるのだ。 その「素人」が書き続けること12年。すでにシリーズ累計300万部を超えるベストセラーとなったのも、この視点の賜物だろう。 各論では「それはどうよ?」という説も多々あるが、この「井沢史観」ともいうべき視点は私にとっては目から鱗、eye openerで、この視点から見ると以前はまるでわけわかめだったことが、きちんと見えてくる。

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  • 404 Blog Not Found:弱者救済は死者をもってせよ

    2006年07月27日23:00 カテゴリMoney書評/画評/品評 弱者救済は死者をもってせよ ところが、その強者があいかわらずぬるいのに、その地位がより安定してしまったところに今日の問題があるのではないか。 働くということ ロナルド・ドーア 分裂勘違い君劇場グループ - 劇場管理人のコメント - 弱者を弱者にしている、唯一にして決定的な要因は、「強者を理解していない」ということ 一度も強者になったことのないヤツには、想像もつかないだろうが、実は、ほとんどの強者は、かなりぬるい。 その上、彼らの確固たる安定した地位は、見た目ほど安定なんかしてない。 つけ込む余地、蹴落とす余地なんてありまくりだよ。 ちょっと視点を変え、ちょっと工夫するだけで、逆転するチャンスなんて、いくらでもあるんだ。ここで強者の種類を二つにわける。フロー強者とストック強者だ。 フロー強者は、ぬるい。その時点における自分

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  • 許すって何様? : 404 Blog Not Found

    2006年07月24日15:00 カテゴリTaxpayer 許すって何様? 先日はTBありがとうございます。 しかしこういうのもなんですが、いつから「小額納税者」は、「高額納税者」を「許す」ほどえらくなったのでしょうか? 志村建世のブログ: 金持ち優遇と金持ち流出 今の日は金持ち優遇の政策を実行している、それはまぎれもない事実です。1987年(昭和62)まで、高額所得者にかかる税金の最高率は、所得税と住民税を合わせて78%でした。王や長島、金田などが活躍していた頃、スター選手たちの高い年俸は今と同じように話題になっていましたが、その8割は税金に取られて社会に還元されると思うと、何となく許せるような気がしたものでした。往事の納税者たちに、「彼らがきっちり税金を納めてくれているから私の税金は低く抑えられている。ありがたいことだ」という人がいたのでしょうか? その社会還元されたはずの税金が、結

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  • 404 Blog Not Found:copyでないright 著作でない権利

    2006年07月21日16:00 カテゴリBlogosphere copyでないright、著作でない権利 中島氏らしい素晴らしい目の付けどころなのだけど、コンテントプロバイダーの権益保護の仕組みとして、既存の著作権(ならびに特許)という考えの援用のままでwork--うまく行く--のだろうか? CNET Japan Blog - 中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル:YouTubeを使ったテレビ番組の『引用』の合法性に関する一考察 新聞のコラムニストやブロガーが、他人のブログやコラムからテキストの一部を『引用』してそれに関する議論を展開することは、既にごく一般的にされていることである。そこで私が問いたいのは、「YouTubeは今までテキストでしか可能でなかった『引用』を単にビデオにまで広げたもの」と考えることは出来ないだろうか、という質問である。現在は、その端境期にあるように思えてな

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  • 石橋を叩いて飛び越える : 404 Blog Not Found

    2006年07月21日03:00 カテゴリPsychoengineering 石橋を叩いて飛び越える タイトルは理想。 アンカテ(Uncategorizable Blog) - もっとうまくなってから練習するよ 「ガンガン行こうぜ」と言われると、自分がソフトウエア技術者として受けた教育は基的に「いのちだいじに」だったことを思い出す。「やくそう」を限度いっぱい持ってないと、経験値稼ぎにも出られないタイプです、私は今でも。 現実は「石橋をたたき壊して架け直し」というのも多いのだけど。 ただ、やはり「なぜガンガン行ける」ようになったのか、ガンガン行く人たちは時折思いを馳せて欲しい。それが事故を防ぐことにもなるので。 例えば、Railsが落ちてもOSは落ちない。これだけでどんなに飛ばせるようになったことか。 実はRailsに限らず、次世代は前世代より確実に「飛ばしてOK」になっている。いくら「い

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  • 格差の格付け : 404 Blog Not Found

    2006年07月20日16:00 カテゴリMoney 格差の格付け 所得格差が仮に必要だとしたら、問題はどのようにつけるか、だ。 OECD:日の所得格差、初めて詳細に言及−海外:MSN毎日インタラクティブ 経済協力開発機構(OECD)は20日、日経済を分析した年次報告書を公表した。所得格差について初めて詳細に言及。企業が雇用保護の手厚い正社員より非正社員を雇う動きを強めたことが格差の主因だとしたうえで、「非正社員雇用の流れを弱めるために正社員の雇用保護を緩めるなどルールの見直しが必要だ」と提言した。 所得格差そのものなしでやっていくには、我々はあまりに身勝手でずるい生き物だ。それは前世紀ソ連が文字通り国をかけて証明してくれた。これなしにでは、努力はババ抜きのババとなってしまい、それが社会に蓄積されてついにはその社会はその重みに耐えきれなくなって自壊する。 かといって、所得格差が固定化さ

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  • 数学的にはデジタル情報に著作権はありえない!? : 404 Blog Not Found

    2006年07月13日04:45 カテゴリMath 数学的にはデジタル情報に著作権はありえない!? 以下の数を考察すると、恐るべき結論が導かれる。 404 Blog Not Found:すべての自由意志の集合は自由意志か? 例えば、 0.1234567891011121314151617181920... この数は、自由意志を含むのか? もしこの数そのものに著作権がないとすると..... デジタル情報に著作権はありえない という結論になってしまう。以下、証明。 すべてのデジタル情報は、有限の自然数として表現可能である。 ∴すべてのデジタル情報は、上記の数の小数点何桁目かに必ず現れる ∴すべてのデジタル情報は、上記の数の引用物である ∴引用物そのものに、著作権はない ∴すべてのデジタル情報の著作権は、上記の数の著作権保持者に帰属する ところが、上記の数の著作権はそもそも存在しないか、したとし

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  • perl - 自動で /a|b|c/ を /[abc]/ にしてくれたら... : 404 Blog Not Found

    2006年06月16日00:00 カテゴリLightweight Languages書評/画評/品評 perl - 自動で /a|b|c/ を /[abc]/ にしてくれたら... 正規表現においては、/a|b|c/(alteration)は[abc](character class)にすべし、というのは、perlに限らない常識です。 Mastering Regular Expression Jeffrey E. Friedl [邦訳: 詳説 正規表現] qootas.org/blog - perl regex performance"|"(パイプ)を使った正規表現はめちゃくちゃ遅いから使わないように、ということです。確かにベンチマークを取ると32倍速いです。 どうせならPerl自身が内部で/a|b|c/を[abc]にしてくれたらと思ったことありませんか? 少なくとも、正規表現を仕事で使う

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