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ブックマーク / ameblo.jp/vin (24)

  • 『農薬のお話、かあちゃんのために その2 農薬って何?』

    前回は農薬批判について、正しく批判するなら良いことだし世の中の役にも立つよという話をしました。 で今回は、農薬ってそもそも何なんだ?という話をします。これが実は、農薬を正しく批判するためには最も重要なポイントなのです。 農家のおっさんに、「農薬って要するに、どういうもののことですか?」と尋ねると、普通は「田んぼとか畑とかで、農作物の害になるもんをやっつけるものや。農業での薬や。」のような答えが、少ししどろもどろになりつつ返ってくるんじゃないかと思います。 農薬って何?とは正確には農薬の定義ですが、それは農薬取締法にあります。 第1条の2 この法律において「農薬」とは、農作物(樹木及び農林産物を含む。以下「農作物等」という。)を害する薗、線虫、だに、昆虫、ねずみその他の動植物又はウイルス(以下「病害虫」と総称する。)の防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤その他の薬剤(その薬剤を原料又は材料として使

    Asay
    Asay 2013/08/17
    「これは農薬?」まるばつクイズ。
  • 『「奇跡のりんご」はなぜ無農薬栽培なのか』

    有名な木村秋則の「奇跡のりんご」をモチーフにした映画が公開されたそうで、それに関係するお話を最近よく見ます。 ところで木村農法はよく無農薬無肥料と言われていますが、なぜそれが可能なのかというと、それは彼が農薬等のことを全く知らないからであり、事実として奇跡のりんごは無農薬栽培でも無肥料栽培でもありません。 というのは人が著書や講演などでも言っている通り、普通に言われる農薬は使っていなくても酢やワサビを使っているらしいので農取法の定義上無農薬ではなく、肥料については菌根菌との共生が肝らしいですが必要に応じて緑肥も使っているらしいので無肥料でもないからです。 緑肥を使っているのに無肥料というのは正直言って全く意味がわかりませんが、無農薬の方に関してはよくある勘違いではあります。農家でも、登録農薬のみを指して農薬であると思っている人は多いです。ただしそういう認識の人が「無農薬栽培」を行うのはい

    Asay
    Asay 2013/06/10
    『奇跡のりんごのお話がスピリチュアルとか自己啓発とかいう文脈で語られるならまあそういうものかと思いますが、少なくとも農業技術としては意味がないでしょう』
  • 『ネオニコ系農薬と、ミツバチ問題と反対運動』

    私は、農薬に関する記事を読む際に最も重要なのは、その農薬が「どの農薬」なのか把握することだと思っています。 新聞記事やテレビニュースにはありがちですが、「農薬」や「○○系農薬」とだけ書いて、個別には一体どの農薬のことなのかさっぱりわからないものがよくあります。 そういう記事の問題は、問題の前提の把握が非常に難しくなることにあり、そのため対処が余計に難しくなることにもあります。単純に言えば、問題の種類が「農薬のせい」なのか「その農薬のせい」なのかがわからないためです。この違いは特に農薬反対運動をするならば極めて重要なはずですが、不思議なことに自分が知る限りほとんどの反農薬活動家はこの違いを無視してすべての農薬を忌み嫌い、結果として運動が実を結ぶことはほとんどありません。 それを踏まえて、読んでみたい話があります。今朝の地元紙にネオニコチノイド系農薬がミツバチの帰巣能に影響を与えていることを

    Asay
    Asay 2013/03/21
    「一部が危険だから全体を無くせというのでは、逆にいつまでたっても目的は果たせません。それは「全原発即時廃炉」と同じです。反対運動はもっと戦略的に行うべきです」
  • 『消費者庁、原発事故の食品購入への影響を調査へ』

    別に美味しんぼの影響とかは無いのでしょうが、森消費者担当大臣が原発事故に伴う風評被害について対策をまとめると発表しました。 原発事故の品購入への影響を調査へ NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130208/t10015386481000.html 原発事故が品の購入にどう影響しているのか、森消費者担当大臣は、インターネットを通じた消費者の意識調査を行い、その結果を踏まえて、風評被害を防ぐ具体的な対策をまとめる考えを示しました。 これは、8日の閣議のあとの記者会見で、森大臣が明らかにしました。 品の風評被害について、消費者庁は先月、「品と放射能に関する消費者理解増進チーム」を設置し、被害の解消に向けた対策を検討しています。 森大臣は、原発事故による品への影響について、「消費者の意見や考えを吸い上げるためのインターネット調査を実施する

    Asay
    Asay 2013/02/09
    「根拠のないデマとそれを発信する人たちへどう対処するかが一つの大きな課題」「まず残留農薬や食品添加物の世界でどのようなことが起きたか、起きているかを調査するのがいいと思います」
  • 『「農家は自家消費用の野菜に農薬を使わない」のうそと本当とそのほか』

    どらねこさんのブログを読んでて思った話です。 専門家は危険なモノを知っている? http://d.hatena.ne.jp/doramao/20130124/1359006655 農業の専門家たる農家のおっさんが「農家はよそに売るための野菜には農薬を使うけど、自分ちでべるための野菜には農薬は使わないんだよ」とまことしやかに語るのは、おもに美味しんぼ界隈で見られるお話ですが、一般的に言ってそれは嘘です。 どらねこさんのブログでもその理由はいくつも示されていますが、さらに付け加えれば専業農家が生産する作物においては「自家消費用の農産物」をわざわざ作ることが少ないからです。野菜も米も、出荷できない規格外品が余る程あり、自家用どころか親戚や友達に分けることもできるほどです。 ただ例えば米農家が倉庫の離れでちょっとだけジャガイモを作って自家消費するとかそういうことはありますが、そういうのは出荷され

  • 『福島県産農産物の、ネガティブキャンペーンの行き先』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 このブログでは、何度か米の検査について紹介していますが(お米の検査 、お米の検査その2 、米の標準抽出方法について など)、そういえばそもそもなぜ検査をするかは書いてなかったような気がします。 なぜ検査をするかと言うと直接には、検査を受けないとその農産物について産地や品種、生産者、年産などの情報を表示してはいけないからです。全ての農産物が検査を受けなければならないと言う義務はありませんが、受けなければ「石川県で私がつくった、平成23年産米」が、単なる国産米として、どこで誰がいつ作ったかもわからないものとして出荷しなくてはならなくなるのです。 スーパーなどの小売の現場では生産者の顔写真がついた商品もあったり、そういった商品情報を表示するのは

    Asay
    Asay 2012/05/16
    「 つまりネガキャンは、目論み通りうまく行けばいくほど、産地がマスクされた農産物が出回ることになり、福島産を避けたい消費者が避けられなくなる状況を余計に生みます」
  • 『一空袋の件から見る専門家の常識と非常識』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 古い話ですが、福島のホームセンターで他県産の使用済み米袋が売られてる!これは産地擬装用だ!という話題がtwitterに上ったことがありました。 産地偽装のために、福島県で他県産の米袋が売られている? - Togetter http://togetter.com/li/184915 元ネタは週刊ダイヤモンドの記事で、福島のホームセンターでそういったものが販売されているという記事と写真が載ったそうです。そこでは「もしこれが産地偽装に使われたら大変だ」というようなことは書かれていたそうですが、産地偽装だ!と大声で告発するようなニュアンスではなかったようです。 一空袋(いちあきぶくろ)という名称や、以前から雑袋として安価で販売されていた、というこ

    『一空袋の件から見る専門家の常識と非常識』
    Asay
    Asay 2012/01/19
    専門家と非専門家、常識と非常識の間でどちらにも有益になるような情報発信ができればいいなと思っています。
  • 『コメ全袋検査の問題』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 福島県が年産から、米の放射性物質について全袋で検査を行う方針だと発表しました。 福島県がコメ全袋検査へ 12年収穫から http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E2E7E2E3E38DE2E7E2E3E0E2E3E09180E2E2E2E2 福島県産の米から放射性物質が見つかっていることはいますが、県内でも安全な所とそうでない所があり、全てにおいて厳格に検査をするのはおかしいです。twitterで勝川さんが仰っていましたが、安全な場所は抜き取り検査、危険な場所では作らない、グレーゾーンでは細かい調査、という風にしないと検査のリソースがいくらあっても足りません

    Asay
    Asay 2012/01/14
    全袋計ることによるデメリットと、「全袋計らない理由の説明よりも全袋計る作業」を選ぶ危険性、など。
  • 『読者のリテラシーと発信者のリテラシー』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 若手農業人主体で作られている雑誌「Agrizm」を発行している農業技術通信社というところがあるのですが、そこのウェブページのとあるコラムが先日話題になりました。 植物を治療する方法「ホメオパシー」 http://agri-biz.jp/item/detail/3214 後藤芳宏という人のコラムで、その1からその8まであるんですが、主に批判の対象になったのはその2でホメオパシーを説明している部分です。 http://agri-biz.jp/item/detail/3215?page=1 主流になりつつある獣医分野 また、ドイツやフランスでは、ペットと畜産の分野において「ホメオパシー」は中心的な治療法となりつつあります。 その理由には、もとも

    『読者のリテラシーと発信者のリテラシー』
    Asay
    Asay 2010/10/28
    昨年創刊された「Agrism」の内容に期待していた(個人的に裏切られた)だけに、こういう話でさらに失望。農業の中のひとの顔面炎感は想像するに余りある。こうめさん、お疲れさまです。
  • 『中米をお分けします@2010』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 ここ数年恒例になっていますが、今年も中米をお分けいたします。 中米とは、刈り取った米を選別した際に出るくず米の、その中からマシなものを選り分けて得られる米で、一般に流通される上級米には劣りますが、業務用の激安米や農家自身の用米などで消費されるものです。良く言えば「まかない米」ですかね。 条件は以下の通りです。 ・販売期間は12月いっぱいまでとします(在庫状況でそれより早く締め切ることもあります。たぶん品切れは無いと思いますが) ・価格は5キロあたり1500円。5キロ単位で20キロまでお受けします。20キロを越えるご注文の場合は荷物が2箱以上になってしまうため、送料が余計にかかります。 ・送料は20キロまで品代と別途で800円頂戴いたしま

    Asay
    Asay 2010/10/26
    妻と相談しよう
  • 『郷土野菜・販売のウラ側』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 最初に断っておきますが、私はこの件に関してきわめて狭い範囲でしか知らず、他所の自治体・JAでは全然違うところもあると思います。 各都道府県とか、あるいはもっと狭い地域単位で、その地域限定の郷土野菜と言うものがあります。名前だけのものもありますが品種そのものからして普通のものと違うことも多く、例えば夕張メロンや最近では宮崎のマンゴー「太陽のタマゴ」が有名です(太陽のタマゴは品質の規定はあるが品種的には特殊ではない)。各都道府県などが販売に力を入れ、成功しているものもあります。 ブランドについてはもちろん近年新規に作られたものですが、品種としては昔からその地方のみに伝わるものを取り上げることがありますし、県なり何処なりが新品種を開発することも

  • 『トキと農薬』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 入院前に参加したとある会合で、最近就農されたある若手農家のお話を聞きました。なんでも大学で環境について勉強したらしく、卒業して農業に携わり、再びトキが繁殖できるような農業環境を目指したいとか何とか言っていました。主に無農薬とかの方面で。 いったい大学では、その手の「環境問題」について何をどう教えているのでしょうか。 野生の動物が生きることを第一義に考えると、耕作放棄地こそがもっともその任に相応しく、農業などすべきではないのではないでしょうか。もちろんそれは極論で、来は共生していく中でのバランスを考えて・・・と言う話なのでしょうが、件の彼に限ると耕作放棄はイクナイ!ようでした。野生の動物のためにわざわざ人工で環境を整えてあげなければならな

    Asay
    Asay 2010/10/13
    トキの絶滅の遠因に農薬が関与していたか、という話。 こちら(自ブログ・トキエントリ)を書く前に読むべきだった http://d.hatena.ne.jp/Asay/20100319/1268994096
  • 『「授業参観、香水控えて」 学校「過敏症の子に配慮を」』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 NATROM先生のブログ で知った記事です。 「授業参観、香水控えて」 学校「過敏症の子に配慮を」 http://www.asahi.com/national/update/0214/NGY200902130016.html 授業参観では、香水やにおいの強い整髪料は控えて――。化学物質過敏症の人たちが学校などの公共の場で被害を受けることがないよう配慮を呼びかける動きが、全国の自治体に広がっている。患者の支援団体によると、千葉、岡山、広島の3県と21市町が、ポスターなどで啓発を進める。とはいえ、化学物質過敏症への認知度はまだ低く、自治体側には表現方法などをめぐって戸惑いもあるようだ。 「子どもによっては、保護者の整髪料や香水などに反応して息

    Asay
    Asay 2010/10/13
    改めて、お疲れさまです。
  • 『2010年農業センサスをどう読むのか』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 農水省から、2010年版の農林業センサスが公表されました(速報値)。農林業センサスとは、国が農林業の実態を5年ごとに調査している統計データです。 とりあえず概要はこちら。 > http://www.maff.go.jp/j/tokei/sokuhou/census10_zantei/index.html さてこれは報道でも取り上げられました。最も関心を呼んでいたのは農業就業人口の推移で、5年前に比べ22.4%も減少して約260万人(△75万人)、平均年齢は65.8歳となったそうです。 時事ドットコム:農業人口、5年で22%減=減少率最大、高齢化が要因-農水省調査 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201009/201

    Asay
    Asay 2010/09/21
    お、2010が出ましたか。参考にさせていただきます。
  • 『特定農薬にならなかった資材について』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 当ブログのエントリ「農薬取締法について」 へ、井下田さんからコメントをいただきました。 牛乳を散布しても法律違反にはなりませんよ。間違った情報を鵜呑みにされるかたもいらっしゃいますから気を付けた方がいいと思います。 「使用者の責任と判断で使用することは何ら問題のない資材」として特定防除資材(特定農薬)としての指定が保留されている資材の区分C-①に指定されていますよ。 どこでお調べになったのか、牛乳も木酢液も使用して法律違反になるようなことは一切ありませんよ。 よく調べて書きましょう。 そんな馬鹿なと思って調べてみると、特定防除資材の保留資材の今後の取扱いについて(案) というpdfファイルに当に 保留資材については、農業生産現場で使用さ

    Asay
    Asay 2010/07/29
  • 『アイガモ農法の問題点』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 最近はあまり聞かないような気がしますが、以前アイガモ農法が話題になったことがありました。 アイガモ農法とは、田んぼにアイガモを放って雑草をべさせて、除草剤を使わずとも除草の手間を省くとされる農法です。 特に私の印象に残っているのはマンガ「夏子の酒」のラストに登場した場面で、有機農法に対する希望みたいな扱いでした。確かにアイガモ農法=有機農法みたいなイメージは一般にあるようですが、実はそうとも限りません。 私個人の考えでは、アイガモ農法は良くも悪くも観光農法(慣行農法にあらず)です。アグリツーリズムみたいなものを企画するとして、アイガモの田んぼほど楽しく可愛い見ものはそうそうありません。そしてそこで出来た米に興味を持ってもらえることも不思

    『アイガモ農法の問題点』
    Asay
    Asay 2010/06/18
    1シーズンやったなー。週一の管理でも面倒だったうえ、最後に〆るのが思いのほか手間だった。今となっては「名前が通ってる割にメインにするには無理があるよ」と思わせるための実習だったのかとすら思う。
  • 『田植え時期、専業・兼業農家』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 苗を並べているところです まず田植え時期のお話をするに当たってですが、日は縦に長い国ですから、地域によって時期が全然違うわけです。例えば稲は沖縄や九州でもつくられていますが、3月や4月にはもう植えて、うちがまだ田植え完了していない6月には刈り取るところもあるという始末です(超早場米といわれ、夏なのに新米として出荷されるものです)。なので全国的にはどうこうという話は正直よくわからないので、まあ私の周囲では、ということにして進めます。 ところで地域によっての話ですが、南のほうで早く、北上するに従ってだんだん遅くなりますから、では東北や北海道ではよっぽど遅いのかな?というとそんなことはなく、意外と中部より早かったりもします。理由は、稲の生育期

    『田植え時期、専業・兼業農家』
    Asay
    Asay 2010/06/11
  • 『農薬取締法について』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 ※このエントリには牛乳やストチュウなどは農薬として使えないと書きましたが、これらは特定農薬の保留資材に関わる暫定措置として、使用が認められているそうです。私の間違いでした。公開して長いエントリなので内容を書き改めることはしませんが、読まれる場合は次にあげるエントリもお読み下さい。 http://ameblo.jp/vin/entry-10602779996.html 以前から当ブログで農薬取締法の説明をしたことはありましたが(例えば無登録農薬と法律 )、たいてい無登録農薬の説明のためなどで出していただけなので、今回は農薬取締法の内容を少し説明します。 ○農薬とは何ぞや とりあえず農薬は農薬取締法で定義されています。 第1条の2 この法律に

    Asay
    Asay 2010/04/17
  • 『BLコシヒカリ、爆発的大ヒット!全農新潟は困惑も?』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 いもち病への耐性を付加した新潟県の新品種である「コシヒカリBL」が東京都は東池袋の3丁目付近で爆発的な売り上げを記録していることがわかった。ただし当の全農新潟県部 JA全農にいがたでは「売れていることに文句をつける謂れはないが、それにしてもなぜ売れているのか理由がわからない」と困惑気味だ。 そもそもの発端は、全農新潟の米穀販売課の新人職員である女性が、コシヒカリBLを是非池袋で売ろうと強烈にプッシュしたためだという。販売会議の席上で「名前だけでもインパクトがありますが、袋のイラストにもこだわればきっと販売は拡大できます!」と主張する彼女の迫力にベテラン職員もたじたじ。ある職員は「Blast resistance Linesのどこにインパ

    『BLコシヒカリ、爆発的大ヒット!全農新潟は困惑も?』
    Asay
    Asay 2010/04/01
    なんというか、行動力のある若い方がいたものだ。
  • 『いろいろな消費者ニーズ』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 世の中に、企業に対して「消費者を無視して、儲け第一主義に走るな!」というような批判がありますが、実際のところ当に儲けようと思うなら消費者ニーズを無視することは出来ません。 特に現代は、例えば偽装のようなことをして荒稼ぎしようとしても、それが軽度であっても失敗したときはほとんど社会的に抹殺されるほどに叩かれます。要するにリスクが高すぎ、特に名のある大企業ほどそういうことはできなくなっています。 そういう事を抜きにしても消費者を無視したところで儲けるなんてかなり難しいように思います。なにしろ商品が売れないことには儲けようがないわけで、消費者を重視することが儲けへの一番の近道です。つまり儲け第一主義と消費者第一主義はかなり近いところにいます。