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文章に関するAsmodeus-DBのブックマーク (16)

  • 今週のTwitter小説 #06 - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 Twitter小説とは、Twitter上で綴られる140文字(正確にはタグを除けて131文字)のショートストーリーのことです。 ディービィー @AsmodeusDB #twnovel ハレー彗星から零れ落ちた欠片が地球の大気と擦れて光を放つように、彼女の口から零れ落ちた言葉は僕の中で光の尾を描いた。まばゆさで変化する世界を眺めながら、彼女の持つ絶対的な引力が僕の胸を捉えるのを感じていた。(2009-10-20 23:41:30) link ディービィー @AsmodeusDB 「年賀状届いた?」懐かしい声が電話から聴こえる。手元の年賀状を眺めた。幸せそうな夫婦と赤ちゃんの写真。「住所変わってなかったんだね」「ああ」変わってないのは住所だけじゃないけど、と言いかけて止める。深呼吸して「おめでとう」と一言だけ。ほんの少し変われた気がした。

    今週のTwitter小説 #06 - じゃがめブログ
  • 今週のTwitter小説 #05 - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 Twitter小説とは、Twitter上で綴られる140文字(正確にはタグを除けて131文字)のショートストーリーのことです。 ディービィー @AsmodeusDB 「もしもし」「こんな夜中に電話なんて珍しいね」「今、好きだった子のところに居るんだけど」「いいの?電話してて」「うん、彼女は聴いてない」「脈はありそう?」「脈は、もう無いね」「ふーん。で、用件は?」「人が入る大きさの麻袋を2つ、車でこっそり持ってきて欲しいんだ」 #twnovel(2010-01-5 02:37:08) link ディービィー @AsmodeusDB 『モウ ミミモ キコエナク ナッテキタ』無機質な合成音声が響く。管まみれで横たわる男。その指先だけが動きキーボードをなぞる。『キミニ フレタイ』傍らの少女が彼の手を握る。彼の震える指は少女だけに言葉を伝える。少

    今週のTwitter小説 #05 - じゃがめブログ
  • 今週のTwitter小説 #04 - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 Twitter小説とは、Twitter上で綴られる140文字(正確にはタグを除けて131文字)のショートストーリーのことです。 ディービィー @AsmodeusDB #twnovel 夜風が彼女の髪を揺らし、柑橘の風となって僕の胸を揺らす。このまま時間が止まれば良いのに。不意に彼女の指が世界をなぞって空を指す。そこで僕らを見ていたのはレモン石鹸のお月様。お月様、ちょっと時間を止めてくれないか。それがダメなら、ずっと僕らを見守ってくれないか。(2009-10-7 00:23:24) link ディービィー @AsmodeusDB #twnovel まるでミルクみたいだな、と、珈琲にミルクを注いで思った。ほんの少しだけで真っ黒な世界が一気に白く開ける。彼女の存在は、僕にとってまさにミルクだ。とぽとぽとミルクを注ぐ僕に彼女は言う。「それ、入れ

    今週のTwitter小説 #04 - じゃがめブログ
  • 今週のTwitter小説 #03 - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 ディービィー @AsmodeusDB #twnovel 「運命だね、これは」僕は蜜柑を炬燵の上に並べた。蜜柑達は違う樹、違う畑で育ち、こうして集まった。これを運命の出逢いと呼ばずしてなんと呼ぼう。台所から帰ってきた彼女が僕の脇から炬燵に入り「運命ならこうでなくちゃ」と蜜柑をふたつ、寄り添わせた。運命の甘い香りがする。(2009-10-2 01:38:31) link ディービィー @AsmodeusDB #twnovel 人間と友達になりたい、そう赤鬼が相談すると、青鬼はひとつの計画を立てた。青鬼が村で暴れるのを取り押さえて見せろ、と。計画は実行され、青鬼は村を去った。青鬼の家に残された手紙を村人と読みながら赤鬼は言った。「な、言ったろ?追い出さなくても自分から出て行くって。」(2009-10-04 23:58:48) link 今週書

  • 今週のTwitter小説 #02 - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 ディービィー @AsmodeusDB #twnovel ボタンを押した瞬間、意識が飛び数分の時間を遡った。そこから全力で走った俺の視界に入ってきたのは、彼女がアイツと楽しげに婚姻届を提出する見慣れたシーンだ。何度繰り返しても間に合わない。またリセットボタンを押す。ああ、人生にセーブポイントが沢山あったら良かったのに!(2009-09-23 00:51:07) link ディービィー @AsmodeusDB #twnovel 「膝をついてしまったら次に取れる行動範囲は大きく狭まってしまう。つらい時であれば、二度と立ち上がることが出来なくなるかも知れない。だから我々は祈りのときにしか膝を大地に着けることは無い。」男は胸を張って静かにゆっくりと吐き出した。「インディアン、膝つかない」(2009-09-27 19:08:26) link 今週書

  • 今週のTwitter小説 - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 ディービィー @AsmodeusDB #twnovel 「せんせー、流れ星にお願いするとお願い叶うの?」「うん、叶うよ!そうだ、明日みんなでお祈りしよっか!」彼女は袖で涙を拭き、震えを押さえ声を張り上げた。そうだ、もしかしたら、この無垢な願いなら神様に届くかも知れない。――地球が太陽の流れ星になるまで、あと24時間。(2009-09-14 21:05:26) link ディービィー @AsmodeusDB #twnovel 村の正直者が泉で金銀の斧を手に入れたと言う。これは良い事を聴いた。さっそくを泉に落とし女神に正直に答えると、絶世の美女と器量良しの娘が現れた。とその瞬間、世界がぐるりと回り水の塊にぶつかり、遠くにの叫び声が聴こえた。「私が落としたのはその男じゃありません!」(2009-09-16 00:31:35) link 今

  • Twitter小説を書いてみました - じゃがめブログ

    Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。 Twitter小説というのは、Twitter上の小説です(そのまんま)。 Twitterには1投稿140文字という制限がありますので、その中で起承転結をつけることになります*1。私が以前から挑戦している300文字小説の、更に半分です。300文字小説は改行もしますし、改行は1文字に数えないのでそれと比較すると表現できる量はかなり少ないかな。 取り合えず調子に乗って下記の3を書いてみました。 ディービィー @AsmodeusDB #twnovel ある日、いつの間にか財布に変な模様の入ったお札が入っているのに気付いた。このお札、不思議なことに何度使ってもいつの間にか返ってくる。僕は気味悪くなってライターオイルを掛け火をつけた。炎は返ってくることの意味を僕に悟らせる間なく、一瞬で僕を燃えカスにした。(2009-09-13 23:19:26)

  • 推敲・校正時に気をつけると読みやすくなるかも知れない、本当に細かいこと - じゃがめブログ

    単なる豆知識に『ライフハック』とタグ付けしてお送りするエントリー。 以前Twitterに投稿したものに追加し、文体など修正したものです。 漢字と仮名、どちらが適しているか考える 例えば「おこなう」「つらい」などは平仮名で書きます。「おこなう」は「おこなった」と「いった」が同じ送り仮名になって読みづらいから。「つらい」は「からい」と同じ漢字になるからです。 英数の半角と全角を混ぜない 半角英数を並べるときはカンマで区切り、カンマの後に半角スペースを入れます。字が詰まっていると読みづらいのと、3桁の数字を並べたときにひとつの数字と混同する恐れがあるからです。また、表示環境によっては半角と全角のフォントが異なり、流し読みしたときに引っ掛かってしまいます。 漢字単語・仮名単語を続けて書かない 漢字または仮名が連続すると、読むときに単語を脳でいちいち区切る手間が発生し読みづらいものです。漢字が続くよ

    推敲・校正時に気をつけると読みやすくなるかも知れない、本当に細かいこと - じゃがめブログ
  • 短くても伝わる文章 - じゃがめブログ

    タイトル、ブランク、ルビなどは文字数に加えず、改行後の行数は自由。また、作例は三百文字をフルに使っているが、制限以内なら、いくら短くても構わない。 via: 【文源庫webサイト - 三百字小説募集】 Twitterに関しては140文字という文字制限内でいかにまとめるかの練習の場にしていますが、小説みたいな起承転結をつけるよりも、響きや語感を重視しています。では、その文字数の枠を300文字に広げたときに綺麗に起承転結が付けられるか?なんですよね。かなり難しそうですが、見てみる限り不可能ではない模様。 まずパッと思うのは「切り捨て」の難しさですね。誰が読むか解らないのでどこまで説明を削っても伝わるか見えない。そこはTwitterでも同じではあるんですけど、起承転結まで付けるとなると間や行間で読ませる書き方でないといけない。 そこら辺のバランス感を磨くことも含めてこのルールで色々試してみます。

    短くても伝わる文章 - じゃがめブログ
  • ウサギとカメ - じゃがめブログ

    関連エントリ:短くても伝わる文章 - じゃがめブログ 文章が得意ではない私が四苦八苦しながら300文字小説に挑戦するエントリー。 年を重ねた深みのあるバリトンが響く。 「女性はなかなかしたたかだと思うわけよ。いつ舞踏会に呼ばれても良いよう自然にが脱げたように見せる練習をしたり、いつ毒林檎をべても良いようにしっかりメイクを決め込んで小人を飼い慣らしておいたり。男は女性のそういう抜け目無さを見抜けずにコロっと騙される。ま、重要なのは、そこから俺達は何を学ぶことが出来るか?ってことだ。」 そう言いながらボトルのキャップを捻り開け、小さな紙に包んでいた粉を注ぎいれた。 「己を知り相手を知ること。そして確実な事前準備が大事なんだ。」 再びボトルの蓋を閉め、軽く振る。睡眠薬が溶けたのを確認し、カメはボトルをウサギのかばんに仕舞い込んだ。 改行を除いて300文字です。 こんな感じで思いついたまま書い

    ウサギとカメ - じゃがめブログ
  • テディベア - じゃがめブログ

    関連エントリ:短くても伝わる文章 - じゃがめブログ 文章が得意ではない私が果敢にも300文字小説に挑戦するエントリー。 「大学で初めて逢った時、熊が居ると思った。」 付き合い始めた頃の写真を見ながら、彼女は言った。危うく保健所に電話するところだった、と。 熊と間違われてから1年後、僕たちは付き合うことになり、そして今こうして披露宴のスライドの写真を選ぶ仲に、なった。 「中学の部活の友達も入れたいなぁ。写真選び、難しいねぇ。」 彼女がアルバムをめくり、時を巻き戻していく。 ふと、目を真っ赤に腫らした少女が、自分より遥かに大きいテディベアにしがみつく写真が眼に飛び込んできた。 そう、あの時――迷子になって泣きじゃくる彼女が、店先を守る僕を見て瞳を輝かせて笑ってくれた時から。 この子の笑顔を守り続けるのが、僕の使命になったんだ。 300文字でございます。ぴったしの文字数になってしまいました。こ

    テディベア - じゃがめブログ
  • ヒント - じゃがめブログ

    関連エントリー:短くても伝わる文章 - じゃがめブログ 文章が得意ではない私が四苦八苦しながら300文字小説に挑戦するエントリー。 暗い部屋の中央、ライトに照らされて1枚の紙と2つのボタンが机の上に置かれている。これまでの部屋と同じく、1つの問題と1つの答え。解かない事には部屋から出ることは出来ない。 『29』 紙に書かれていたのは2文字。幾ら脳を回転させても解らない。1/2を確定させるにはヒントが足りない……。 30分後。もう思い切るしかない、そう判断し直感に賭けることにした。 ボタンを押した瞬間、ヌルッとした感覚が指から伝わる。だが違和感を理解するより早く首輪が引き絞られ、僕の首と胴は永遠に別れた。 ――物陰から男が姿を現し、 「こんな数字に意味ねぇよ。」 そう言うと指紋が残っていない方のボタンを押し、悠々と部屋から立ち去った。 何かトラブルや問題に出遭ったとき、ヒントが何もないと色々

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  • 夢から醒めたら逢いましょう - じゃがめブログ

    関連エントリー:短くても伝わる文章 - じゃがめブログ 文章が得意ではない私がボキャブラリーを振り絞って300文字小説に挑戦するエントリー。 左手の温かさが、僕の目を覚ました。 「おはよう、久しぶり」 彼女の声で、眠ってた頭と時間が少しずつ回り始める。 「髪、失敗しちゃったよー。」 久しぶりに逢うために切ったという髪は満足行く長さじゃなくなったらしくて、不満そうだ。なんでも、ショートカットは伸びたときに綺麗に見えるように切ってもらうのは難しい、らしい。 どれだけ話していたのか、気付かないうちに陽は落ちていた。そのうち、ストンと音を立てるように彼女は眠りにおちた。 12時間のタイムリミット――12時間起きては数日間眠り続ける、それが僕らのルール。 29日と31日の、近くて遠い、リズム。 彼女の温度を確かめながら、僕も目を瞑った。 「おやすみ、またね」 はてなダイアリーの今週のお題が「眠りにつ

    夢から醒めたら逢いましょう - じゃがめブログ
  • 思い通りに - じゃがめブログ

    文章が得意ではない私がボキャブラリーを振り絞って妄想を300文字小説に変換するエントリー。 黒光りする小型の端末に映る文面を何度も確かめ、実行ボタンを押した。夜店で当てた景品で人を思い通りに動かせると解ってすぐ、気になっていた同僚の名前を打ち込んでデートに誘った。 操作しているのだから、当然全てスムーズに進む。そろそろ告白というタイミングになって、トイレでここまでを確認する。これまで予定通り。このまま告白すれば―― そこでふと我に返ってしまった。何やってるんだ俺は。こんな機械の力でウンと言わせてどうするんだ。 俺はこの後の自分の行動を素早く打ち込み、端末を捨て彼女の元に向かった。 「あのさ――」 彼女の鞄に黒光りするものが入っていたのは見なかったことにした。 これできっとうまくいく、はずだ。 今回は298文字。やっぱ300字ギリギリでした。 前が2009/06/03のエントリーなので、もう

    思い通りに - じゃがめブログ
  • 夏の思い出 - じゃがめブログ

    小学生の頃には小説家になりたかった私がボキャブラリーを振り絞って妄想を300文字小説に変換するエントリー。 蝉がシウシウと鳴く森で、通り過ぎた日に想いを巡らせる。あの日もこんな快晴だった。 実家の曾祖母の具合が芳しくないらしく、見舞いがてら田舎に遊びに行くことになった。到着するまでは乗り気でなかったが、普段触れることの無い自然に触れてすぐに上機嫌になった。同い年くらいの友達も出来た。その友達とのザリガニ釣りや川下り、落とし穴を掘って遊んだことを思い出す。特に落とし穴は「大人が泣くくらい深くしようぜ!」なんて言って夜通し掘ったっけ――。 ぼんやりしてきた頭を軽く揺すって上空を見上げた。闇の向こうに小さく光が見える。幾らなんでも深すぎだ。 「誰か〜!」 渾身の叫びは穴の中を舞い上がり、蝉の鳴き声に掻き消された。 はてなダイアリーの今週のお題が「夏の思い出」とのことなので、それに合わせて書いてみ

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