笠間城は中世の山城が近代城郭になった日本でも珍しい城である。私、笠間城結構、いやかなり好きである。関東に石垣の城はほとんどない中、山城に石垣を組んだ城であり、二層の天守閣も存在した。しかも八幡台櫓は城の麓にある真浄寺に移築されていて現存。市内の民家には二つの城門も移築されておりそれも現存。嬉しい限りである。見学のポイントとしては最初にこの八幡台櫓を見てから城に登るか、城を見てから八幡台櫓を見るか、これでイマジンの感じは随分と変わる。私は行くたびに気分でどっちにするか決めてから見学している。 築城は1200年代と古い。笠間氏、宇都宮氏、蒲生氏、最後は牧野氏としょっちゅう城主が変わっていた。だが今の形に改修したのは蒲生氏によるものである。最初にも書いたように中世の山城がそのまま石垣の城に発展するケースはほとんどなく、家康さんの天下のタイミングでその頃の城のほとんどが廃城になった中、笠間城は進化
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