4年前から昏睡状態に陥っていた26歳の男性が、1月中旬にドイツで死亡した。同僚が男性のランチに毒物を混入したせいで、彼は意識不明になっていた。 事件が起きたのは、ドイツ北西部シュロス・ホルテシュトゥーケンブロックにある製造業のARIアルマテュレン社でのこと。従業員の男性クラウス・O(57)は、同僚たちの鞄から昼食のサンドイッチを取り出し、白い粉末をふりかけて、また鞄に戻していた。 不審に思った同僚が会社に防犯カメラを設置させたことで、犯行が明るみに出た。後日の捜査で、小瓶に入ったその粉は有毒物質の酢酸鉛だったことが判明。 英紙「インディペンデント」によると、工具製作を担当していた容疑者の自宅からは、水銀や鉛、カドミウムなどの重金属が見つかった。インターネットで購入したそれらの金属を混ぜて、同僚のランチに忍ばせていたのだ。 クラウス・Oと同じシフトで働いていた同僚のひとりは、過去に原因不明の