視覚障害者が優先席で電話をしている光景を目にしたことはありますか? しかし、それはマナー違反ではなく、しっかりとした理由があるのです。 少しずつ…一歩づつ…「少しづつ…一歩づつ…」というタイトルの作文が話題となっています。 こちらは兵庫県・篠山市の中学3年生辻本桃佳(つじもと ももか)さんの作品で、「第30回全国中学生人権作文コンテスト」で法務大臣賞を受賞しています。 その一部を抜粋しましたので、ご紹介します。 辻本さんの父親は、視覚障害者であり、世間の理解のなさから非常に苦しい思いをしているそうです。 そして以下のような話を父親から聞かされます。 電車に乗った時に,時間が知りたくて携帯電話を開いたときのことだ。 「こんなとこで電話したらアカンやろ!」 と中年のおばさんに怒鳴られたそうだ。 優先座席の近くだったということもあるが,『目の不自由な人=白杖を持っている』という認識は広まってきて