月刊メディカルサロン「診断」 家族形態革命・・・女系家族形成への必然性月刊メディカルサロン2010年1.2月号 核家族化が生み出したもの 戦後60年で「大家族から核家族へ」という家族形態の変貌があったのは間違いありません。医療技術の進歩も重なり、「脳梗塞を起しても死なない」「食べられなくなっても死なない」という中で、この変貌は介護問題という社会問題を生み出しました。また、核家族であるがゆえに、「保育園不足」などの子育て上の問題も生まれました。 大家族の基本原理は、婚姻が家と家のつながりであり、ある家族の娘が別の家族の息子に嫁いでいく、というものです。そして、嫁いだ娘は相手の家族と同化し、子供を生み育て、三代、四代にまたがって同居し、嫁ぎ先の家業の範囲を逸脱することはありません。この様態においては、介護の問題や子育ての問題は起こり得ません。 しかし、時代は変わりました。政府やマスコミが後押し