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2011年12月29日のブックマーク (3件)

  • 伝説が終わり、歴史が始まる。 - 壇弁護士の事務室

    先ほど、最高裁から上告棄却の決定が送られてきた。 決定の内容は、既に裁判所のホームページにアップされているので、そちらを参照して欲しい。 これで、Winny事件は、今後、刑事補償請求等の手続はあるものの、いちおうの大団円を迎えることができた。何とか、技術者としての名誉を彼の手の中に残すことができた。1人の人間の小さな名誉。たったこれだけのことが実現するのに、多くの日々と多くの人の力が必要だったのである。 件で、無罪を得ることが出来たのは、金子氏を支援する多くの方々のおかげである。 裁判所での証言、意見書の協力、寄付金の募集、その他、多くの励ましの言葉。この場を借りて、支援してくださった方々に、お礼申し上げる次第である。 私の弁護士としてのキャリアの多くは、「Winny弁護団事務局長」の肩書きとともにあった。今回、彼の無罪を探す冒険の旅は無事終着点に辿りつくことが出来た。無罪の為に闘ってき

    伝説が終わり、歴史が始まる。 - 壇弁護士の事務室
    BIFF
    BIFF 2011/12/29
    元「弁護団事務局長」による、高揚感あふれる報告記事。このおかしな裁判に妥当な判決による結末を齎した関係者諸氏に敬意。
  • 偏見を獲得すること - レジデント初期研修用資料

    「使える」人、能力を持った人という考えかたは、「問題の解決にあたって実用的な偏見を獲得した人」と言い換えてもいいのだと思う。 頭の棚は便利 知識を習得する際に、「この知識はこの場所に」という、頭の中に知識の居場所を作ってから教科書にあたると、勉強が捗るような気がする。知識の居場所を作るということは、要するにその分野をあらかじめ概観することだから、これはある意味当たり前ではあるにせよ。 ある分野の勉強自体が仕事になっている人達は、誰もがたぶん、頭の中に脳内地図みたいなものを作っておいて、その地図に従って知識を格納している。教科書や論文は、知識の居場所を作らないまま、ただ漠然と読んでしまうと、せっかくの知識が頭に残らない。獲得した知識をどんなルールで配列、格納しているのか。そうした配列の考えかたを、いつ、どうやって知ったのか。配列の一番最初、「空っぽの棚」に相当するものを、頭の中にどうやって作

    BIFF
    BIFF 2011/12/29
    これは本当に面白い考察。読みながら何度も頷いた。「意思決定」でも、速度と柔軟性のトレードオフがみられる。優れた経営者には、状況に応じて速度重視と柔軟性優先のモードを切り替えている人が多い。
  • 「悪人」とは誰であるか --- 青木 勇気

    「悪人」とは誰のことを指すのか。このことについて考えたい。泥棒、詐欺師、殺人犯、腹黒い政治家、粉飾決算をした経営者…これらは全て「悪人」と呼ぶにふさわしいかもしれない。 では、彼らを悪人と呼ぶとき、それを決定付けるのは何であろうか。まずは、ルールとしての「法律」が大部分を占める。次に、こうあるべきであるという「道徳・倫理観」が来る。当然ながら、法を犯し、道徳に抵触する者は、「正しくない人」ということになる。こう考えると、彼らは間違いなく「悪人」である。 確かに、「悪人」はイメージしやすい。だが、「善人」はどうだろうか。上記に従い相対化すると、法を遵守し道徳的な言動を行う者は「正しい人」ということになり、「善人」ということになる。 しかし、これではおかしい。厳密に言えば、「悪ではない人」であり、絶対的なものではない。「~でない」ことは「~である」ことイコールではなく、AでないものをBとしたと

    「悪人」とは誰であるか --- 青木 勇気
    BIFF
    BIFF 2011/12/29
    主張がなんであれ、相手を悪と認定した時点で、あるべき問題解決から大きく遠ざかるのはその通りなんだけれど。なにもその説明に「悪人正機説」を持ち出す必要はないような気が。。