今年の防衛白書が決定されてます。 報道によると、やはり中国関連の記述が多いようです。 その中でも、注目だったのか産経の記事です。 「中国の党軍関係の変化「危機管理上の課題」」(産経新聞12年7月31日) かねて懸念を示してきた軍事力の透明性に関し「意思決定プロセス」でも透明性が欠如していると指摘。(1)共産党指導部と人民解放軍との関係が複雑化(2)対外政策決定での軍の影響力が変化-との見方も示した。 古代ギリシャの市民制度が、兵役と密接に関連していたことを紐解くまでもなく、中ソ国境紛争以後は、ほぼ国内(チベット等の占領地区を含む)治安維持しかしてこなかった人民解放軍が、スプラトリー諸島での権益確保に貢献していることなどから見ても、人民解放軍の発言力が高くなることは、当然の結果と言えます。 武力を背景とした実行支配で領有権を奪取しようとするのですから、人民解放軍が動かなければ何ともしようがな
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