通学路を通行する車のスピードを抑えるため、横断歩道を10センチ盛り上げる社会実験が江北町の江北小前の町道で行われている。1カ月ほど続けて効果を検証し、本格実施するかどうかを決める。 「スムーズ横断歩道」と呼ばれる取り組みで、国土交通省が推奨し、全国で取り組みが進んでいる。佐賀県内では、佐賀市で昨年行われた。同校の校門前の町道は最高速度を30キロに規制しているが、スピードを出す車が後を絶たないため、試行することを決めた。 町道は片側1車線で、横断歩道は緩やかに10センチほど盛り上げられた部分を含めて赤に塗装されている。横断歩道の手前の路面には大きな三角が表示され、そばに「通行注意 この先凹凸があります」の看板も出している。 社会実験は12月7日まで。11月15~17日に速度調査を行い、実施前の調査と比較する。11月29日からは横断歩道東側の江北中の北側で、AI(人工知能)搭載のカメラと電光掲