定例の世論調査や大連立騒動による世論の変化をみるための世論調査の結果が発表されている。その調査結果は、各社によってバラバラのようである。質問の仕方や実施時間帯によって調査結果が異なることはやむを得ない。しかし、そういうことはあまり気にする必要はない。私が何度もいっているように大連立騒動に関する潮目は変わった。それはなぜか……。 報道各社の世論調査の結果に共通していることがひとつだけある。それは圧倒的多数の国民が大連立に反対と答えていることである。大連立に反対という意見は、賛成もしくは評価するという意見の倍以上あることが窺われる。このことは何を意味しているのだろうか。そのことを正しく捉えないと、大連立騒動やねじれ国会に対する評価を誤ることになる。現にそうした論評が多くなされている。その中には、大連立構想に一時的とはいえ乗りかかった小沢民主党代表を意図的に攻撃しようというものもある。こういうも