防衛省の沖縄防衛局が、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる新基地建設に向け、同県名護市辺野古沖での海底ボーリング(掘削)調査の再開を強行しました。半年ぶりとなる調査の強行は、知事選で新基地建設阻止を掲げた翁長雄志氏の圧勝後初めてであり、沖縄の民意を踏みにじる暴挙として断じて容認できません。 米国の圧力受け強行 今回の調査再開は、米国の圧力を背景にして沖縄県の意向を二重三重にじゅうりんして強行したという点で、あまりに異常極まるものです。 県は、沖縄防衛局が辺野古沖にフロート(浮具)などを設置するため投下した巨大コンクリート・ブロックがサンゴ礁を破壊していることが発覚したのを受け、ボーリング調査に必要な岩礁破砕許可の取り消しも視野に調査を進めていたところでした。そのため、県は米軍が管理する立ち入り禁止海域内での潜水調査を求めていましたが、米軍は11日、「運用の妨げになる」などというまっ
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