壱番屋の廃棄カツ横流しの問題は、さらに生協連などを含む他の事業者が廃棄したものの横流しも明らかになってきています。 岐阜県は、産業廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)からカツを購入していた食品関連会社みのりフーズ(岐阜県羽島市)で、壱番屋製以外の100を超える品目が見つかったと発表しています。また、愛知県は廃棄物処理法に基づいて食品製造に伴う産業廃棄物処理を行う企業への立ち入り調査を始めたということです。問題は産業廃棄物処理を行う企業だけでなく、自社工場を運営する外食企業を含む食品メーカーにも、廃棄物の管理の徹底が求められていくでしょう。 食品メーカーも、産業廃棄物処理業も、ともに、外から流れが見えにくいなか、いかに信用を育てていくかに努力してきた業界ですから、善良な企業にとってもここは正念場と言えるでしょう。 本来、産業廃棄物は排出事業者が自らの責任で適正に処理することになっているところ