中国の車載電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は6月12日、同社が開発した大型電動トラック向けのプラットフォーム(車台)「騏驥換電」を発表した。 その最大の特徴は、車載電池モジュールを載せ替えられる「電池交換式」の設計を採用したことだ。CATLでプロジェクト責任者を務める朱正良氏によれば、ユーザーの需要に応じて最大3つのモジュールを搭載でき、交換に要する時間はわずか数分だという。モジュールには長寿命のリン酸鉄系リチウムイオン電池を組み込み、1つ当たり171kWh(キロワットアワー)の容量を確保した。 CATLによれば、中国の大型バス大手の宇通客車(ユートン)、大型トラック大手の福田汽車(フォトン)、自動運転大型トラックの開発を手掛けるスタートアップ企業の京深深向科技(ディープウェイ)などと提携し、騏驥換電をベースにした大型電動車両の開発を進めているという。 財新記者の取材に応じたディ