白亜紀にいた「カメの赤ちゃん」の化石だった!カデナ氏は送られてきた写真を見て、すぐに「これは明らかにカメの甲羅だと分かった」といいます。 ただフエルタス神父やその他の研究者が、化石を見てそうと気づかなかったのには訳がありました。 カメの甲羅に見られる典型的な模様がなかったからです。さらにこの化石はお椀型に少し凹んでいました。 しかしカデナ氏いわく、これはカメの甲羅の表側ではなく、裏側が化石の表面になるように保存されたことに原因があったといいます。 これに沿って化石の復元図を描いたのがこちらです。 カメの甲羅は肋骨が変形してできたものですが、ちゃんと正中線の背骨を境に肋骨が左右に並んでいるのがわかります。 正確に復元してみるとカメの甲羅の裏側になる / Credit: Héctor D. Palma-Castro et al., Palaeontologia Electronica(2023
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